今回紹介するのは、愛媛県の東部、新居浜市に位置する大永山へのルートについてだ。
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・峠スペック
坂バカ度:★★★★★★☆☆☆☆
景観: ★★★★★☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★★★★☆
距離
13km
最大標高差
804m
平均斜度
全体:6.2%
上り:7.5%
下り:4.8%
獲得標高
上り:846m
下り:50m
・補給ポイントについて
スタート地点は、道の駅マイントピア別子からとする。
マイントピア別子の標高が130m程度なので、新居浜市内から来る場合は少し登ってくることになる。
コース全長は13㎞だ。
・ラストコンビニ
コンビニは近くにはないが、道の駅で食事や軽食を取ることが可能だ。
また道の駅には温泉が併設されているので、ここを拠点とすれば、ライド後に汗を流して帰ることもできる。
・ラスト自販機
ラスト自販機は、スタートして2.5㎞程走ってダム湖を越えたところにある物が最後となる。
・実走レビュー
スタートすると、2㎞地点にある鹿森ダムまでは4~5%程度の登りやすい道が続く。
1.5㎞地点を過ぎた辺りで、ダムの前をループ橋で登っていくことになるが、このループ橋がなかなかに壮観だ。
ループ橋自体も登りとしてはきつくないので、初心者でも安心だ。
ダムを越えた2.5㎞地点からは、2.5㎞に渡って7%弱のコンスタントな登り区間となる。
この区間はトンネルが連続するので、ライトは必ず点灯させよう。
直線が多い区間なので、山の中ながら比較的見通しは良い。
途中には、東洋のマチュピチュを名乗る東平というスポットへのルートもある。
このトンネル区間を抜けてから1㎞進むと、初めてのヘアピンカーブが現れる。
なおこの区間も勾配に大きな変化はなく、7%前後で推移する。
ヘアピンカーブを越えてからは、3㎞強に渡って細かなカーブを繰り返す山道が続く。
勾配は平均7%弱で、勾配変化も少ないので、テンポで登っていきたい。
3㎞強進んだところで、再度ヘアピンカーブが現れる。
ここがスタートから9㎞地点だ。
このヘアピンカーブを抜けると、トンネルが現れる。
ヘアピンカーブの始まりから、このトンネルの先までで丁度1㎞あり、10㎞地点となる。
そしてこの10㎞地点からが、勾配のきつい区間で、この峠のハイライト区間だ。
ゴールまでの距離は3㎞で、平均勾配は約8%だ。
またこの区間は、九十九折れのヘアピンカーブが連続する区間となっており、勾配変化も大きい。
概ねカーブの内側の勾配は10%以上になるが、直線部分でも10%を超える区間がある。
また場所によっては15%を超える勾配区間もあるので、ダンシングをうまく利用してクリアしたい。
左手に携帯基地局が見えてくれば、ゴールまでは残り500m程になる。
最後まで勾配は下がることがないので、タイムを狙う場合にはタレ無いように注意しよう。
・頂上施設について
頂上はトンネルになっており、眺望は望めないが、暑い日には涼しい日影を提供してくれる。
実際の最高標高地点はトンネルの反対側にあるので、記念写真を撮るならトンネルを抜けよう。
・路面状況について
路面状況は良好だ。
特に指摘するポイントもないが、頂上付近のヘアピン区間は、下りの際には飛ばし過ぎによるコースアウトに注意しよう。
・その他
また大永山を越えた先にある、高知へ抜ける県道6号線は、大雨の影響で通行止めとなっているので、コースを組む際には留意しておこう。