今回紹介するのは、愛媛県の四国カルスト北部に位置する大川嶺の北ルートについてだ。
・峠スペック
坂バカ度:★★★★★★★★☆☆
景観: ★★★★★☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★★★☆☆
距離
16.2km
最大標高差
1126m
平均斜度
全体:6.9%
上り:7.7%
下り:2%
獲得標高
上り:1126m
下り:7m
・補給ポイントについて
スタート地点は、国道33号線から大川嶺に登る県道328号線が分岐する交差点からとする。
コース全長は、16.2㎞となる。
・ラストコンビニ
近くにコンビニはないので、補給食などは事前に準備しておきたい。
・ラスト自販機
自販機は、近くにある道の駅みかわにあるものが最後だ。
・実走レビュー
スタートすると最初の800m程は、平均9%弱の勾配となっているが、その後300mは緩い区間が待っている。
スタート地点から乗り始めることはないと思うが、スタート後にすぐに登りになるので、いきなり上がった心拍を落ち着かせるには良い区間と言える。
そこから先は、3㎞弱に渡って7%強の勾配となる。
景色的には大きく変わることはなく、淡々と進んでいくことになるだろう。
道が広いので、視覚での勾配を感じづらいが、無理をせずに進んでいきたい。
きつい区間を越えると、今度はここから2㎞強に渡って2%程度の勾配区間となる。
途中で分岐も現れるが、基本的には道なりに進んでいけばよいので、問題はない。
勾配の緩い区間の終盤まで来ると集落があり、集落を抜けたあたりから勾配が増し始める。
ここから先には休憩できるようなポイントはなく、頂上までの約10㎞区間で平均8%強の勾配が続く。
また、写真の分岐があるヘアピンカーブを過ぎてからは、頂上まで九十九折れが続く。
九十九折れは、最初は直線部分が長めだが、徐々に直線部分が短くなり、急な勾配になっていく。
10km地点を過ぎたあたりには、ハイランドパークみかわというスキー場があるので、目安にすると良いだろう。
ただ、スキー場前後の区間は九十九折れの間隔が短いので、勾配がきつめだ。
スキー場から頂上までは、6㎞弱だ。
大川嶺まで8㎞の看板があるが、実際の大川嶺とゴール設定しているポイントが違うので、これを目安にするとラストスパートが遅れることになる。
スキー場から2㎞ほどはきつめのカーブが減り、勾配も少しだけ緩くなる。(楽になるほどではない)
12.5㎞地点から14㎞地点の1.5㎞区間は、平均10%の九十九折れ区間が待っている。
この区間は木に囲まれており、景色も見えず精神的に辛い区間となるだろう。
この区間で、九十九折れは一旦落ち着く。
少しずつ頭上が広くなり始めると、頂上までは2㎞弱となっているだろう。
ただし勾配は平均9%強と、今までとあまり変化はなく、辛いことに変わりはない。
再度ヘアピンコーナーが現れ始めると、ここから頂上までは1.5㎞だ。
ラスト1㎞を切ったあたりからは景色も完全に開き、勾配も緩くなり始める。
美川峰のカーブを過ぎれば、頂上までは最後の直線区間だ。
・頂上施設について
頂上にはこれといった設備はないが、小道を進んでいくとこの辺りの嶺を一望でき、非常に気持ちが良い。
・路面状況について
路面状況は良好で、走行するのに不都合のあるようなポイントはない。
ただ、道が狭くなる区間がいくつかあるので、対向車などには注意したい。
また路面のザラつきが多少不快に感じる区間もあったので、共有しておこう。