#52 白布峠/西吾妻スカイバレー(福島県側)でヒルクライム!後半の九十九折れからの絶景は必見!

今回紹介する峠は、福島県と山形県を結ぶ、白布峠(福島県側)である。
裏磐梯にある桧原湖沿いに進んでいき、西吾妻スカイバレーを登っていくと、その頂上が白布峠となる。

今回紹介する峠は白布(しらぶ)峠で、以前紹介したスカイバレーの山形側からの登りである。 ・峠スペック 坂バカ度:★★★★...

アクセスについて、電車の場合は前回紹介した、磐梯スカイラインの始点に一番近い、JR磐梯西線の磐梯町駅から磐梯山を越えてくるのが一番近い。
とはいえ、この峠を目指してくる場合には、自動車で輪行してくるのが無難だろう。

・峠スペック

坂バカ度:★★★★★★★☆☆☆
景観:  ★★★★★★★★★☆
路面状況:★★★★★★★★★☆

距離
9.3km
最大標高差
592m
平均斜度
全体:6.1%
上り:7.4%
下り:4.2%
獲得標高
上り:591m
下り:23m

・補給ポイントについて

スタート地点は、スカイバレーの始点で小椋商店というお店があるので、わかりやすいだろう。
ここから白布峠の頂上までは全長9.3㎞となる。

・ラストコンビニ

ラストコンビニはセブンイレブン裏磐梯店となり、少し離れている。

・ラスト自販機

ラスト自販機はスタートして1㎞ほど行ったところにある「湯流里」という、宿兼喫茶店にあるものが最後だ。

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・実走レビュー

登り始めの2㎞は3~4%ほどの勾配でゆるゆる登っていく。

緩い区間が終わると今度は若干きつめで、1.5㎞ほどは平均勾配9%ほどで登っていくことになる。
体感的には10%と思ってよい。
きつくなる区間の目印は交通規制用の門からだ。

このきつい区間を抜けると、1㎞ほど九十九折れとなって、脚を休めることができる。

しかし、ここから先がまたきつい。標高1100mの看板が立っており(標高の看板は100m上がることにある)、そこからゴールまでの3.5㎞は平均勾配9%となっており、コーナーの内側では13%ほどになる。

勾配の緩む区間がないわけではないが、あまり期待しないほうが良い。

しかし、この峠のハイライトは後半の厳しい斜度だけではない。
景色がとても良いのだ。

後半はカーブを曲がるたびに桧原湖を眼下に見ながら、その後ろには山体崩壊した磐梯山の険しい山肌が見える。

また、西側には飯豊連峰の美しい山々を望むこともできる。

厳しい登りと美しい景色の飴とムチを味わいながら進んでいくと、左手側にワッフルが見えてくる。
このワッフルが見えてくれば、頂上までは間もなくだ。

ただし、白布峠は最高標高地点から若干下ったところにあるので、下り始めてもそのまま、山形県の看板と駐車場がある峠地点まで進んでほしい。

タイムを狙う場合には、序盤はマイペースで、中盤以降で飛ばすといいだろう。
前半を飛ばしすぎると、標高がある分、酸素が薄く中盤での回復が追いつかず、後半のきつい区間に対応できない可能性がある。

・路面状況について

路面状況は環境の割に良好で、安心して登坂とダウンヒルをすることができる。
しかしコーナーが多いので、スピードの出し過ぎと、景色に見惚れてハンドリングが疎かにならないように注意は必要だ。

・その他

峠のふもとにある桧原湖も美しいので、ぜひ白布峠に来る機会があれば、セットでサイクリングコースに組み込んでほしい。