#148 不土野峠(熊本側)でヒルクライム!景色と坂を楽しむ!

今回紹介する峠は、熊本県湯前町と宮崎県椎葉村にまたがる不土野峠の、熊本県側からの登りだ。
この峠道は、熊本側も宮崎側も登り口がダム湖になっている珍しいルートだ。(それだけ山の中という訳だ)

今回は前回に引き続き、不土野峠の宮崎県椎葉村(しいばそん)側からの登りについて紹介したい。 ・峠スペック 坂バカ...

・峠スペック

坂バカ度:★★★★★★☆☆☆☆
景観:  ★★★★★★☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★★☆☆☆

距離
20.5km
最大標高差
854m
平均斜度
全体:4.2%
上り:6.3%
下り:2.6%
獲得標高
上り:893m
下り:56m

・補給ポイントについて

熊本側からの登りのスタート地点は、市房ダムそばの県道始点からとする。
峠の頂上までの全長は20.5㎞と比較的長めだ。
アクセスはゆのまえ駅まで輪行してくるか、自動車ならダム湖のほとりにある汗の原親水公園の駐車場を利用すると良い。
公園のそばには温泉もあるので、ライドの汗を流すには最適だ。

・ラストコンビニ

コンビニは少し離れており、ゆのまえ駅のそばにあるファミリーマートとなる。

・ラスト自販機

ラスト自販機は、コース途中にあるものが最後だ。

ちなみにラスト自販機そばにはうどん屋さんもある。
私は時間が合わずに利用できなかったが、お昼時なら利用してみたい。

スポンサーリンク

・実走レビュー

スタートすると、最初の5㎞強はダム湖沿いを進んでいくことになるが、勾配はほとんどないのでサイクリング気分で進もう。

進んでいくと丁字路が現れるので、左折しよう。

ここから前述したうどん屋さんまでも、引き続き緩やかな登りとなる。

ここまでで9.5㎞を進んできたことになるが、平均勾配は1%強なので問題ないだろう。

うどん屋さんから頂上までの11㎞区間が本格的なヒルクライムだ。

うどん屋さんから3㎞の平均黄梅は9%弱となるので、体感的には10%程度の勾配が続くと思って間違いない。
勾配変化は大きくないので、自分のペースで進んでいこう。

途中には白水神社の鳥居があるくらいで、距離の目印となるものは存在しない。

大きなカーブが見えたら3㎞区間を過ぎたことになる。

一旦勾配が緩む区間が現れるので、ここで呼吸を落ち着けたい。
この区間は800m程あるので、脚休めには十分だろう。

ここからは2㎞強に渡って7%弱の直線的なルートが続く。
川沿いを進んでいくルートで、日影も多いので比較的涼しい。

この区間を終えると、その先はいかにも山道らしいタイトコーナーが連続した道に変化する。
視界が開けるので、見晴らしも比較的良い。(夏は直射日光で暑いだろう)

2.5㎞程はコーナーが連続する区間を走ることになる。
勾配は平均5%強だが、実際には7%前後の勾配と3%前後の勾配が交互に現れるような感じだ。

ヘアピンカーブの続く区間を抜けると、600m程は平坦区間となる。
ここでもう一度呼吸を整えておこう。

平坦区間を抜けてからゴールまでは2㎞強となる。
道は再度、背の高い樹木に囲まれた中へと戻っていく。

1.5㎞程進むと分岐が現れるが、ここはそのまま直進しよう。
この分岐からゴールまでは残り800mになる。

ラスト800mからは、徐々に勾配を増して頂上まで到達する。

ゴール手前300m程は10%強の勾配となるので、最後まで気を抜かずに走り抜きたい。

スポンサーリンク

・頂上施設について

頂上には特に設備はなく、眺望を望むこともできない。


峠から先が椎葉村になることを示しており、不土野峠を示す標識があった。

・路面状況について

道幅は狭いものの、路面状況に関しては部分的なアスファルト剥がれや砂利溜まりを除けば比較的良好だ。
何か所か湧き水が流れている個所もあったので、スリップにも注意だ。