#165 釈迦岳(椿ヶ鼻経由)でヒルクライム!大会コースの先に激坂が!

今回紹介する峠は、大分にある釈迦岳だ。
この釈迦岳では、途中にある椿ヶ花というポイントまでをゴールとして、椿ヶ花ヒルクライムという大会が開かれている。
そこで今回は椿ヶ花のヒルクライムコースをなぞりながら、釈迦岳の頂上までのルートについて紹介したいと思う。

こちらもおすすめ

今回紹介するのは、阿蘇の景勝地、大観峰そばにあるカルデラベルグ(蛇の道)だ。 カルデラベルグと言われても、地元民でもこの名前を知っ...

・椿ヶ鼻までの峠スペック

坂バカ度:★★★★★★★★★☆
景観:  ★★★☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★★☆☆☆

距離
14.5km
最大標高差
803m
平均斜度
全体:5.5%
上り:7.7%
下り:4.9%
獲得標高
上り:874m
下り:81m

・補給ポイントについて

スタート地点は中川原の交差点からとする。
コースの全長は椿ヶ花まで14.5㎞となり、釈迦岳までは+3.6㎞の道のりとなる。

・ラストコンビニ

コンビニは、スタート地点の交差点にあるセブンイレブンが最後だ。

・ラスト自販機

自販機は、スタートしてから9㎞弱進んだところにある宇野商店が最後となる。

・実走レビュー

スタートすると、少し登りの緩い区間があり、その先から登り始める。

そこから2㎞地点にあるトンネルまでは、平均7%程度の登りとなる。

トンネルを抜けるとダムになっており、ここから2.5㎞程は微妙なアップダウンを繰り返す。
タイムを狙うなら、ここはしっかりとスピードを乗せてクリアしたい区間と言える。

ダム区間が終わると、ここからは基本的に登りだ。
まずは平均5%弱の区間が、3㎞弱に渡って7.5㎞地点まで続く。

本格的に勾配がきつくなるのは、ここから先の区間だ。
ここから1㎞区間は平均10%の勾配となり、体感では12%前後で推移する。

このきつい区間を越えたところで交差点が現れる。
今まで登ってきた県道9号線は左折なのだが、ここはそのまま直進しよう。

ヒルクライムコースを外れて9号線で進んでも、椿ヶ鼻に繋がっているが、このルートには20%超の激坂が待っている。

まあこれはこれで面白いが笑

コースに戻ろう。
直進すると、ここからは600mほど平坦区間となる。
上がった心拍を落ち着けるにはちょうど良い。

9.5㎞地点に来ると再度交差点になるので、左折しよう。

交差点の少し手前からは、再度登りになる。
今度は、2㎞に渡って平均10%弱の勾配が続くことになる。

なお10㎞地点にある丁字路は右折だ。
Snowpeakの看板は左折となっているが、ヒルクライムコースは右折となる。

2018年大会では、看板の通り左折して集落は通らなくなったとの情報を頂きましたので、修正いたします。(2018.9.12)

この区間は一部、小さな集落を抜けて進んでいくことになり、途中道幅が狭くなるので対向車などには注意が必要だ。

平均は10%弱だが、実際には15%を超える区間が現れるほか、カーブの内側ではさらに勾配がきつくなる。
脚が削られる区間なので、どう立ち回るかを考えながら進もう。

左側に民家が見えてくれば、きつい区間を越えて勾配は落ち付く。

次の交差点までは緩やかな区間となる。

交差点は右折しよう。
交差点から先は再度きつい登りが待っているので、前述の区間でしっかりと回復を図りたい。

交差点を曲がると、ここから1.2㎞区間は平均11%を超える勾配だ。

15%を超えるポイントがいくつもあり、先の見通せる区間が多いので、気持ちが折れやすいポイントかもしれない。

1.2㎞進むと交差点があるので、ここを右折だ。
ちなみにこの交差点、ぱっと見は直進っぽく見えるが、直進するとその先で下りになってしまう。

この交差点を曲がれば椿ヶ鼻までは1.4㎞だが、きつい登りは1.1㎞程になる。
勾配は今までと変わらず10%超あるので、最後の力を出して登り切りたい。

Snowpeak奥日田の看板が見えてきたら、残りは300mだ。
タイムを狙っているなら、ここから最後のラストスパートだ。

・頂上施設について

交差点が見えたらゴールだ。

交差点は右に曲がると、やたらと巨大な道の開通記念碑があり、景色が開ける。

左に進むとSnowpeak奥日田があり、店先には自販機もあるので、休憩するにはちょうど良い。

スポンサーリンク

・椿ヶ鼻から釈迦岳へ

椿ヶ鼻~釈迦岳
坂バカ度:★★★★★★★★★☆
景観:  ★★★★☆☆☆☆☆☆
路面状況:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

距離
3.6km
最大標高差
287m
平均斜度
全体:8%
上り:9.8%
下り:3.3%
獲得標高
上り:269m
下り:10m

ここまでが椿ヶ鼻だが、釈迦岳はまだ先となる。
椿ヶ花の交差点から、何やら更に登っていく林道を確認することができるが、この林道が釈迦岳へのアプローチルートだ。
ここから釈迦岳頂上までは、3.6㎞となる。

林道に入ると、すぐにウェルカム20%が待っている。
20%区間は100mほどで終わり、勾配はすぐに7%程度まで緩む。

しかしその区間も短く、200mほど進むとその先は500m区間で平均18%の坂が待っている。

この区間には最大30%になる箇所があり、ぱっと見は壁の様に見える。

丁度自衛隊のトラックが通りかかったのだが、20㎞くらいしかスピードが出ていなかった。
自動車でもかなりきつい登りなのだろう。

この激坂を越えると勾配は徐々に緩まり、600mほど進んだところで、ほぼ平坦になる。
実際には、激坂を越えてからも勾配は10%を超えているのだが、錯覚でかなり勾配が緩んだように感じる。

このほぼ平坦区間は1.2㎞と長い。
景色も良いので、ゆっくり進んで回復を図りたい。

この区間が終わると、頂上まではラスト1㎞だ。

ラスト1㎞区間は平均勾配11%だが、実際には徐々に勾配が上がっていく構成となっている。

ラスト500mほどからは15%を超える勾配となり、カーブの内側では20%を優に超えてくる。

特に頂上のレーダーの外周を進むラスト200m程は、20%超の勾配となる。
最後の力で登り切ろう。

・頂上施設について

頂上のレーダー設備外周は展望台となっており、熊本・大分方面を一望できる。

ベンチなどもあるが、日影はないので、夏はかなり暑そうだ。

・路面状況について

路面状況については、椿ヶ鼻までは良好だ。
所々に浮き砂があることと、道幅が狭くなる箇所があることだけは注意しておきたい。

椿ヶ鼻から釈迦岳まではコンクリ舗装で、滑り止めのためにハチの巣状の凹凸が付けられれている。
滑ることはないが、かなりガタガタするので、下りはゆっくり走ろう。
また、所々にあるグレーチングにも注意だ。

スポンサーリンク

・釈迦岳(下から通し)の峠スペック

椿ヶ鼻と釈迦岳を通して走る場合のスペックは下記の通りだ。

坂バカ度:★★★★★★★★★★
景観:  ★★★★☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★☆☆☆☆☆☆

距離
18.1km
最大標高差
1090m
平均斜度
全体:6%
上り:8.2%
下り:4.7%
獲得標高
上り:1161m
下り:92m

・その他

ここまで見ていただいた方に、美味しい情報をお伝えしておこう。
スタート地点から国道を1㎞程南下したところに、B級グルメ日田焼きそばの想夫恋大山店がある。
日田焼きそばは普通の焼きそばと違い、炒めた後に焼いてあり、絶妙なパリパリ食感が癖になる。
想夫恋本店含めていくつかのお店で日田焼きそばを食べたが、個人的に大山店の食感が最も好みだった。

またこのお店は、進撃の巨人の作者がバイトをしていたお店とのことで、壁にはサインが飾られていた。
進撃ファンにもお薦めのお店といえるだろう。

コメント

  1. たろう より:

    はじめまして
    熊本県小国町の「茶のこ」さんの紹介記事で知り、拝見させていただきました。
    私の地元、日田市にも滞在されてた様子で、嬉しくおもいます。

    さて、峠の紹介文ですが、文中にある「なお10㎞地点にある丁字路は右折だ。
    Snowpeakの看板は左折となっているが、ヒルクライムコースは右折となる。」ですが、2018年現在の大会では、左折し集落を通らないようになっていますので、僭越ながらお伝えします。

    私はいま、ヒルクライムに取りつかれています。
    とても、読みやすく「行ってみたくなる」記事です。

    今後とも、ご安全に。

    • wpmaster より:

      ご連絡ありがとうございます。
      そういった情報を頂けることはありがたいです。
      早速記事の修正をさせていただきます。
      少しでもヒルクライムが楽しくなるよう、お役に立てればと思いますので、引き続き応援よろしくお願いいたします!