今回紹介するのは、栃木県の鹿沼市に位置する古峰ヶ原高原へのヒルクライムルートについてだ。
前回紹介した粕尾峠のお隣のヒルクライムルートとなる。
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・峠スペック
坂バカ度:★★★★★★★★☆☆
景観: ★★★★☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★★★☆☆
距離
10.6km
最大標高差
779m
平均斜度
全体:7.6%
上り:7.6%
下り:0%
獲得標高
上り:779m
下り:0m
・補給ポイントについて
スタート地点は、古峯神社の第一ノ鳥居がある地点からとする。
古峰ヶ原高原までは10.6㎞の道のりとなる。
・ラストコンビニ
コンビニは近くには存在していない。
最寄りのコンビニまでは18㎞程離れている。
ただし、スタート地点に来るまでや古峯神社の参道に飲食店があるので、食事に困ることはないだろう。
・ラスト自販機
ラスト自販機は、古峯神社の入り口にあるものが最後だ。
スタート地点の大貫屋という商店(営業は不明)の前にも自販機(写真は酒類の自販機ですが、ソフトドリンクもあります)があるので、止まりたくない場合にはここで水分補給は済ませておくと良い。
・実走レビュー
スタートして最初の1.5㎞程は5%程度の緩やかな勾配で進む。
基本的に階段式の登りなので、脚を休ませやすい。
1.5㎞地点には金剛山瑞峯寺と言うお寺があるので、目印にすると良いだろう。
お寺を過ぎて4㎞地点までの2.5㎞区間は相変わらず階段式の登りで、平均勾配も5%強で推移する。
所々10%程度まで勾配が上がることもあるが、長くは続かないので無理をする必要はない。
4㎞地点を過ぎた辺りにはスカイツリーと同じ標高を示す看板があるので、スタートから4㎞の目安にすると良いだろう。
4㎞地点を過ぎると、ここから勾配がきつくなる。
700m程ではあるが、平均10%の区間が続く。
きつい区間を抜けると、古峯神社が見えてくる。
神社から先が本番なので、ここまでで疲労が大きい場合は、素直に休んでおいたほうが良いだろう。
サイクルスタンドや湧き水もあるので、休憩ポイントには丁度良い。
古峯神社を過ぎて、300m程は6%程度の勾配で進んでいくことになるが、14番カーブの看板が見えたらここからは頂上までの5㎞区間で平均8%強のきつい坂道区間だ。(ちなみにカーブは40番まである)
とはいえ、この区間は階段式の登りとなっており多少休めるポイントが出てくるという点はありがたい。
所々で10%や12%を示す標識も出てくる。
看板があるポイントは比較的直線区間であることが多く、先が見えるので精神的にもダメージを感じやすい。
ただコース上は樹木に覆われているので、真夏でも直射日光はそれほど感じずに登ることができる。
この5㎞区間は最初の2.5㎞は小手調べの区間で、平均は7.2%とかなりきついという訳ではない。
後半の2.5㎞区間は平均9.2%と更に勾配が増すので、この区間が本当の難関と言えるだろう。
後半区間は、頭上の樹木が開けた直線区間からだ。
2.5㎞区間の内、最初の2㎞区間は平均11%近い勾配となる。
特にカーブの内側では20%近い急坂となるので、大回りをして無駄に体力を使わないようにするのも有りだ。
この区間は休めるポイントがかなり限られる。
基本的には10%を超えており、カーブの内側でなくても13%以上になる箇所もある。
とにかくペースを一定にして、たまに訪れる10%以下のポイントで脚を休めるようにしたい。
また、ダンシングなどで疲労が一か所に溜まらないようにするのも良い。
頂上までの500m区間は勾配も緩くなってくる。
古峰ヶ原高原の駐車場が見えてくれば、残りは300m程だ。
タイムを狙っているのであれば、ここからはスパートしたほうが良いだろう。
・頂上施設について
頂上には40番カーブを示す看板があるだけだ。
そのまま進めば、前回紹介した粕尾峠に抜ける。
・路面状況について
路面は全線を通して良好だ。
一部枝葉が散乱している箇所や湧水している箇所もあるが、路面は綺麗で道幅も十分だ。
ただ、勾配がきついので下りは十分に気を付けてほしい。