#213 龍神スカイライン(護摩壇山)でヒルクライム!自転車で紅葉を楽しもう!

今回紹介するのは、和歌山県と奈良県の県境に位置する、龍神スカイラインの護摩壇山についてだ。
龍神スカイラインは、和歌山県高野町と田辺市を結んでいるが、今回は田辺市側からの登りについて紹介する。

・峠スペック

坂バカ度:★★★★★★☆☆☆☆
景観:  ★★★☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★★★☆☆

距離
19.3km
最大標高差
876m
平均斜度
全体:4.5%
上り:6.7%
下り:4.4%
獲得標高
上り:933m
下り:77m

・補給ポイントについて

スタート地点は、道の駅龍神からとする。
コース全長は19.3㎞と比較的長めだ。

・ラストコンビニ

ラストコンビニは、スタート地点となる道の駅から6.5㎞ほど下ったところにある、ドライブインに併設のヤマザキショップとなる。

・ラスト自販機

自販機は、スタートして5.5㎞進んだところにある、ガソリンスタンドにある物が最後だ。

・実走レビュー

スタートして、最初の10㎞は2%ほどの緩やかな登りが続いており、サイクリングとして楽しむことができる。
所々勾配が上がることがあるが、基本的には短い登りなので、できるだけ勢いを生かして乗り越えてしまおう。

10㎞地点を過ぎると、勾配はきつくなり始め、12㎞地点までの2㎞区間は平均8%の登りとなる。
少しわかりづらいが、橋の先に駐車帯が見える地点が概ね10㎞地点だ。

体感的に勾配が上がるので、景色よりも勾配がきつくなってきたら10㎞地点だと思ってよいだろう。

12㎞地点を過ぎると勾配はいったん緩くなり、そこから1㎞ほどは5%弱の勾配になるので、ここで脚を休めておこう。
この辺りは少し景色も開けており、山の谷間に登ってきた道を見下ろすことができる。

この休憩区間が終わると、頂上付近までの5㎞強に渡って8%強の登りが続くことになる。
この区間は、前半2㎞区間が平均10%の勾配となっており、この峠の鬼門と言えるだろう。
休めるポイントもないので、上手く体を使いながら登っていこう。

道沿いにある恋小袖の滝を越えると、10%勾配の区間も間もなく落ち着く。
落ち着くと言っても、7%以上はあるが。。

傾斜が緩くなると、そこからは3㎞弱で7%強の登りになる。
この区間は、徐々に勾配がきつくなっていく傾向があるので、先の区間から勾配が緩くなったからと言って、無理をしないほうが良い。

この区間を登り切れば、600m程の下り区間となる。
ゴールの護摩壇山はすぐそこなので、ここは下りながらも加速したい。

最後は200m強の短い登りを登れば、頂上だ。

・頂上施設について

頂上は道の駅ごまさんスカイタワーとなっており、広めの駐車場と食堂や売店が併設されたごまさんスカイタワーがある。
スカイタワーは300円の入場料が掛かるが、眺望は良いそうだ。
また、駐車場からも景色は望めるので、休憩がてら景色を楽しむと良いだろう。

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・路面状況について

路面状況は、元有料道路ということもあり概ね良好だ。
減速舗装がガタガタするので、カーブなどではコントロールに気を付けたい。
また、雨が降った翌日等は湧水するポイントもあるので、一応注意しておこう。

・その他

ちなみに護摩壇山へは、高野町方面からも登ってくることができる。
こちらのルートは細かく紹介しないが、尾根沿いのアップダウンを走るルートになっており、高野町からの獲得標高は800m程になるので、それなりにきつい。

龍神スカイラインからは奈良や和歌山の山々を見ることができる他、秋にはススキや紅葉を楽しむことができる。
標高が高いこともあり、比較的気温が低いので、夏であれば気持ち良く走ることができるが、それ以外の季節には防寒装備を携行しておきたい。(上と下での気温差は大体10℃前後ある)
また龍神スカイラインでは、自動車やバイクがかなり高速で走っていることが散見された。
登りでの蛇行や、下りでセンターライン側まで寄るのは、車やバイクとの衝突事故に繋がりかねないので、十分注意してほしい。

スタート地点から1㎞ほど下ったところには、日本3大美人の湯と言われる龍神温泉がある。
ホテルや旅館だけではなく、公衆浴場(元湯)もあるので、ライドの後に汗を流すには最適だ。
また、龍神温泉にある旅館上御殿は、「水曜どうでしょう」にも登場しており、ファンとしては一度は訪れておきたいポイントだ。