今回は、初心者がロードバイクやクロスバイクを買ったら一緒に揃えたいアイテムを、過去の経験に照らし合わせてピックアップしていこうと思う。
なお、まだ自転車を買っていない人は、こちらの記事参考にしてみてほしい。
必ず揃えたいもの
まずは自転車を買ったら一緒に揃えておきたい、必ず必要なものをピックアップしてみよう。
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自転車に装着するもの
ライト
ライトは前が白灯、後ろが赤灯と決まっているので、合わせたものを購入しよう。
前照灯
前照灯のおすすめは、言わずもがなできるだけ明るい方が良い。
メジャーメーカーとしてしては、キャットアイのライトが信頼性もありおすすめ。
・HL-EL140
道路交通法にも適合しており、価格も1000円台でお手頃。
電池式なので、急な電池切れの際にコンビニ等で電池調達できるのもうれしい。
充電池を利用すれば、運用コストも安く抑えられる。
●ルーメン数:約15lm
●サイズ:89.0 x 36.0 x 26mm
●使用電池:単3型アルカリ乾電池2本
・Volt400
もっと明るいものが欲しいなら、Volt400がおすすめ。
価格は6000円前後と高いが、明るさはHL-EL140と比較にならないほど明るい。
USBで充電できるので、別途電池が不要なのも良い。
私も愛用中。
●ルーメン数:400lm
●サイズ:111.5×31×38mm
●使用電池:USB充電式
・SHENKEY
キャットアイ製品ではないが、SHENKEYは携帯が充電できるモバイルバッテリーにもなるライト。
約3000円ながらライト自体も1200ルーメンと明るく、防水防塵で1年保証もあり。
Amazonでの評判も高い。
●ルーメン数:1200lm
●サイズ:100mm*40mm*30mm
●使用電池:USB充電式
尾灯
後ろは反射板でも構わないのだが、車道を走る時に自車の位置を伝えるには発光する尾灯(リアライト)がお薦め。
・キャットアイ(CAT EYE) テールライト OMNI5 TL-LD155-R 電池式
5個のLEDが最大120mlの光量で自分の位置を的確にお知らせ。
3種類の発光モードの切り替えもボタン一つでカンタン使いやすい。
約1000円と値段も手頃。
●ルーメン数:120lm
●サイズ:71×21×22mm
●使用電池:単4型アルカリ乾電池2本
・キャットアイ(CAT EYE) テールライト RAPID X2 KINETIC TL-LD710K 加速度センサー内蔵 USB充電式
OMNI5と比べると5000円強で価格は高めだが、加速度センサーを内蔵しており、ブレーキを掛けるとブレーキランプの様に光って後続車に知らせてくれる。
取り付けがラバーバンドなので、様々な自転車に取り付け可能。
●ルーメン数:50lm
●サイズ:30x74x33mm
●使用電池:USB充電式
knog(ノグ) Blinder MINI CHIPPY ブラインダー・ミニ チッピー LEDライト
小さく、軽く、明るいのが特徴。
ラバーバンドでどんな自転車にも取り付け可能。
デザインもかわいらしく、どんな自転車にもなじむ。
デザインを考慮すれば、3000円台でも高くはない。
私も愛用中。
●ルーメン数:11lm
●サイズ:31×31×14mm
●使用電池:USB充電式
ベル
ベルも法律で装着が義務付けられている。
音などに規定はないので、デザインで選ぶと良い。
・knog(ノグ) Oi(オイ)
スタイリッシュで自転車のデザインを邪魔しない。
ベルとしては高いが、ベルのダサさを感じさせない製品。
・LT STORE 自転車ベル
knog(ノグ)のベルとデザインはそっくりだが、価格は安め。
造りについてはそれなりだが、色違いやコスパ重視ならこちらを選ぶのもよい。
ペダル
初めてロードバイクを買うと驚くかもしれないが、ペダルは別売りになっている。
普通の靴で乗る場合にはフラットペダル、ビンディングシューズと呼ばれる専用の靴でペダルと固定する場合は、ビンディングペダルが必要となる。
・ROCKBROS(ロックブロス)アルミ合金製サイクリングペダル
フラットペダルで、ペダル自体がアルミでできているので、軽量でありながら耐久性も高い
ペダルにビスがついているので、底面が平らな靴でも滑りづらい。
価格も2500円程度と手頃で、レビュー評価も高いので、まずは普通の靴で乗りたい人にはお薦め。
・シマノSPDクリート付ペダル ブラック PD-A530-L
シマノのSPDというビンディングシステムを搭載したペダル。
片側はフラットなので、普通の靴でも使用できる。
今後ビンディングシューズを使ってみたい人におすすめ。
価格は約5000円。
・シマノ SPD SLペダル PD-R540-LA
シマノのSPD-SLというビンディングシステムを搭載したペダル。
ビンディングシューズ専用のペダルだが、普通の靴でも乗れる。
最初からビンディングシューズを使ってみたいなら超定番のペダル。
価格は約4500円。
SPDは元々MTB(マウンテンバイク)用に開発されたシステムで、歩行することも想定されている。
サイクリングだけでなく、観光もしたい場合にはSPDがお薦め。
またシューズデザインも豊富で、一見ビンディングシューズに見えないものや、女性向けのデザインがあるのも特徴。
一方のSPD-SLはロードレースで使用することを前提に作られているため、歩行はしづらい。
その分ペダルとシューズの固定力が高く、効率の高いペダリングが可能。
バリバリ自転車に乗りたい人におすすめ。
詳しい違いについては、こちらの記事が分かりやすい。
体に装備するもの
ヘルメット
スポーツ自転車に乗るならヘルメットはかぶってほしい。
私も過去にロードバイクで走行中に自動車に衝突され、宙を飛んだことがある。
目撃者の話では頭から着地してしまった様で、その時かぶっていたヘルメットはぱっかり真ん中から割れたが、そのおかげで私は頭に傷を負うことはなかった。
もしヘルメットをかぶっていなかったらと、今でもぞっとすることがある。
スピードに関わらず、人間は頭を打てば死んでしまうこともある。
それを防ぐための保険としてヘルメットがあるので、必ずかぶってほしい。
・IZUMIYA 自転車 ヘルメット
3000円弱という価格の割には軽量(約230g)に作られており、Amazonのレビューも比較的高評価。
造りは値段相応だと思われるが、まずは安全のためにかぶるという意味でも、この価格は素晴らしい。
クオリティは分からないが、サングラスまで付いてくるようだ。
・OGK KABUTO(オージーケーカブト) ヘルメット REZZA
日本のヘルメットメーカーで、国内最大手。
6000円を超える価格ではあるが、日本人の頭に合うように設計されており、クオリティも高い。
命を守る物なので、値段は惜しまないほうが良いと考える場合にはお薦め。
私も上述の事故では、OGKのヘルメットに命を救われた。
KASK(カスク)PROTONE(プロトーネ)
イタリアのヘルメットメーカーでMade in Italy製。
イタリア製だが日本人の頭にもフィットし、私も愛用している。
なによりデザインがおしゃれなので、カッコよく(又は可愛く)自転車に乗りたいという人にはお薦め。
ただし価格は3万円弱と高め。(ロードバイク用ヘルメットの平均的な価格は2万円程度)
もう少し安いものを検討するなら、Mojito(モヒート)がお薦め。
サングラス
必須かと言われるとそうではないのだが、自転車でスピードを出すと目に風が当たって乾いたり、虫やほこりが入ってくる。
自転車を漕いでいて目に異物が入って来ると、パニックになって落車(転倒)したり、場合によっては失明ということにもなりかねない。
なので、サングラスは必須装備だと考えてほしい。(ロードバイクに乗ればその必然性は理解できると思う)
もちろん何かしらのスポーツをやっていてサングラスを持っているなら、まずはそれを使うのもいいだろう。
・(フェリー) FERRY 偏光レンズ スポーツサングラス
3000円弱と安価ながら、スペアレンズも豊富に揃っており、デザインもスタイリッシュ。
Amazonレビューも高めなので、まずは使ってみたいという場合には良いかもしれない。
・OGK KABUTO(オージーケーカブト) ビナートX [マットブラック] 3カラーレンズセット
ヘルメットでも紹介したOGKの製品で、自転車に乗ることを前提に設計されたサングラス。
日本人の顔の形状に合わせた設計なので、ズレや痛みが発生しづらく、長時間の使用に最適。
レンズが3種類付属するので、どんな季節や場面でも使いやすい。
専用設計ながら約5000円という価格も素晴らしい。
・OAKLEY(オークリー)JAWBREAKER(ジョウブレーカー)
アメリカのサングラスメーカー、オークリーの新定番モデル。
値段は高いが、ツールドフランスに出場する有名選手も愛用し、自転車乗りでも使用している人が多い。
これを掛けているだけで、強そうに見えるから不思議だ。
その他必要になるもの
自転車や体に装備するものではないが、ロードバイクに乗るなら必要となる物があるので、紹介しよう。
空気入れ
ロードバイクのタイヤは、ママチャリと違って非常に空気が抜けやすいので、乗る度に空気を足す必要がある。
また高圧の空気を入れるため、バルブ(空気を入れる口)がママチャリで使われる英式バルブではなく、仏式バルブとなる。
そのため、ロードバイク専用の空気入れが必要となる。
・Panaracer(パナレーサー) アルミ製フロアポンプ [エアゲージ装備] 米式/仏式バルブ対応
3000円台とリーズナブルでありながら、日本のPanaracer製で耐久性も高い。
また空気圧を計るゲージが付いているので、空気量をチェックできる点もよい。
これを買っておけば、まず問題ないだろう。
最後に
出先でのパンクなどを考えると、他にも必要となってくるものはあるが、自転車を買ってすぐに走り出すなら、まずはこれらを揃えれば問題ないだろう。
また紹介している製品以外にも、それぞれのジャンルにたくさんの製品があるので、自分の好みや自転車に合わせて探してみてほしい。
こういった製品を見て、色々と想像を膨らますだけでも楽しい時間を過ごせるはずだ。
次の回では、これら基本的に揃えておきたい物以外に必要となるものを紹介していきたいと思う。