#186 土須峠(北ルート)でヒルクライム!自転車で走る徳島の秘境

今回紹介するのは、徳島県の中部に位置する雲早山を縦断する、土須峠の北ルートについてだ。

今回は、前回に引き続き土須峠の南ルートについて紹介したい。 ・峠スペック 坂バカ度:★★★★★★★☆☆☆ 景観...

・峠スペック

坂バカ度:★★★★★★★☆☆☆
景観:  ★★★☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★☆☆☆☆☆☆☆

距離
12.2km
最大標高差
777m
平均斜度
全体:6.4%
上り:6.6%
下り:3.2%
獲得標高
上り:761m
下り:8m

・補給ポイントについて

スタート地点は、国道438号線と193号線が分岐する交差点からとする。
全長は12.2㎞となる。

・ラストコンビニ

コンビニは近くにはない。
最寄りのコンビニまでは7㎞以上離れている。
ただスタート地点の交差点に酒屋があり、ここでパンなどは販売しているので、店が開いていれば補給可能だ。

・ラスト自販機

自販機は、スタートして3㎞弱進んだところにある物が最後だ。

・実走レビュー

スタート後、最初の2.5㎞強は3%程度の勾配となる。

多少のアップダウンはあるものの、問題になるような箇所はない。

ラスト自販機を越えたあたりから勾配は上がる。

目印としやすい4.5㎞地点の分岐までの、2㎞弱の区間で平均8%強の勾配となる。

所々で10%を超えることもあるので、序盤と言えど気は抜けない。

4.5㎞地点の分岐は直進と左折に分かれているので、これを左に進もう。

ここからは、10㎞地点にある岳人の森キャンプ場まで、木に囲まれた山道を登っていくことになる。

道はこれまでと比べると、ヘアピンカーブを何度も繰り返しながら登っていくような造りになる。

平均勾配は7%弱と前半に比べると弱くなるが、実際には階段式になっており、場所によっては10%を超える勾配となる箇所もある。

道はクネクネて推しており、先を見通すことができる区間は少ない。

また所々には滝が流れており、涼しさを演出してくれる。

この区間自体も木に囲まれており、木陰が多いので比較的走りやすいといえるだろう。

岳人の森キャンプ場が近くなると、景色が開ける箇所も出てくる。
景色が変わるので、気分的にも持ち直すことができる。

岳人の森キャンプ場では、受付にカフェが併設されており、湧き水コーヒーで一息つくこともできる。
時間があれば、休んでいくのも良いだろ。

岳人の森キャンプ場を過ぎると、頂上までは残り2.2㎞となる。

ここからは右側を山、左側を谷とした風景が続く。

勾配はこれまでより厳しくなり、8%強となる。
またここからはコンスタントな登りになるので、ペースを作って登りたいところだ。

路肩の広くなるポイントが現れれば、頂上までは残り400m程になる。
体力が余っていれば、ラストスパートを掛ける目安にしよう。

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・頂上施設について

頂上はトンネルとなっており、あまり良い景色は期待できない。

ただ反対側から吹き抜ける風が、天然のクーラーの様で心地よい。

タイムを狙うのであれば、前半から中盤にかけては斜度の変化に合わせてダンシングを多用することで、疲労を一か所に貯めないようにしたい。
岳人の森を越えてからは、ペース重視の走りで平均速度を落とさないことに注意しよう。

・路面状況について

私が登ったのが大雨の後ということもあり、岳人の森から先では路面に大量の石が散乱しており、パンクしてしまった。

自動車が通るたびに路面の落石は弾かれて減ると思うが、そもそもの交通量が多くないので、ある程度は残ってしまうと思われる。

湧水の流れる箇所も多数見受けられたので、雨が続いた後の走行はお勧めしない。

また舗装面の悪い箇所もいくつかあるので、タイヤを取られないように注意したい。