今回紹介する峠は、登るだけで頭が良くなりそうな博士峠である。
この峠は、福島県の会津美里町と昭和村を繋ぐ国道401号線上にある。
今回は博士峠の会津美里側(北側)のルートを紹介する。
・峠スペック
坂バカ度:★★★★★★☆☆☆☆
景観: ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★☆☆☆☆☆☆
距離
17.2km
最大標高差
763m
平均斜度
全体:4.4%
上り:6.1%
下り:2.9%
獲得標高
上り:814m
下り:59m
・補給ポイントについて
アクセスとしてはJR只見線の会津高田駅を出て
目の前が401号線となるのでそのまま南下していけばよい。
スタート地点は西本簡易郵便局横とする。
・ラストコンビニ
ラストコンビニは、会津高田駅から1㎞ほど進んだところにあるセブンイレブンとなる。
スタート地点近くにはお店もないので、補給には注意しよう。
・ラスト自販機
ラスト自販機はスタート地点から3㎞ほど進んだ左側にあるコカ・コーラ自販機が最後だ。
・実走レビュー
スタートすると、約6㎞は3~5%程度でゆるゆると登っていく。
6㎞を過ぎるとダムが見え、その先にトンネルが現れる。
トンネルの中も5%ほどで登る上、結構長いのでしっかりライトを点けよう。
トンネルを抜けると、山道を示すように両側に交通規制用の門が現れる。
そしてここからが本格的な登りとなる。
先ずは7%ほどの斜度となり、これが1㎞ほど続く。
その区間を過ぎると橋が現れ、斜度が微妙に増して8%になる。
そのまま進んでいくと、今度は右側に滝のある橋が現れる。
これを過ぎると9%まで斜度が上がり、ここから頂上まで4㎞ほどきつい登りとなる。
部分的に斜度が緩む場所もあるのだが、概ね8~9%くらいだと思っておいた方が良いだろう。
逆に11%まで上がる場所もある。
とはいえ、そこは国道なのでそれ以上の激坂ということにはならないので、安心してほしい。(11%の時点で安心していいかは人によるだろうが。。)
後半は九十九折れとなり、右に左に何度もコーナーを曲がることになるので、できるだけ先を見るようにしておこう。
またこの区間では、木々の間から登ってきた方面の山々を望むことができる。
この九十九折れ区間を越えると頂上になる。
・頂上施設について
峠の頂上には登山道の看板と昭和村を示す看板があるだけで峠名を示すものはない。
また頂上とはいえ、周りには木が鬱蒼としているので、景色を見通すことはできない。
タイムを狙う場合には、前半の勾配が緩い部分で出し切らないように調整しながらも、スピードを乗せて進み、後半の斜度が厳しい部分では粘りの走りをするのが良いだろう。
・路面状況について
路面状況としては、国道のレベルではなく、県道レベルだ。
規制用の門を越えてからは全線一車線となり、路面のひび割れなども見られる。
また災害復旧のために所々で工事をしているため、信号機や鉄板の敷かれた部分もあるので、下りの際は注意してほしい。
特に峠の前半は凸凹が多いので、登りの際も注意だ。
また前半は木陰多く涼しいが、後半は直射日光に晒される。
夏は登りで暑くなっているところに更に直射日光となるので、熱中症などに注意してほしい。