今回紹介するのは、岩手を流れる北上川の源流が湧き出る静かな高原である田代平高原である。
標高としては650mほどと高くはないが、登り切ると素敵な景色が待っているので、紹介しておこうと思う。
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・峠スペック
坂バカ度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆
景観: ★★★★★☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★★★★★
距離
7.2km
最大標高差
377m
平均斜度
全体:5.2%
上り:5.5%
下り:0%
獲得標高
上り:372m
下り:0m
・補給ポイントについて
スタートは、国道282号線を県道6号線に少しそれた地点となる。
ゴールまでの全長は7.2㎞だ。
アクセスは、電車なら十和田八幡平色彩ラインの荒屋新町駅からが良い。
・ラストコンビニ
コンビニは、スタート地点から3㎞ほど離れたところにローソンがある。
・ラスト自販機
自販機も国道沿いにあるものが最後だ。
・実走レビュー
スタートすると、5%ほどの登りで暫く上り続ける。
1.8㎞ほど進んだところで、お決まりの降雨通規制用の門は現れるが、傾斜が大きく変わることはない。
概ね3㎞地点までは5%の傾斜が変わることはない。
道は比較的ストレートだ。
しかし、3㎞を過ぎたあたりで勾配がいきなり増して、9%前後の登りが1㎞ほど続く。
道も杉の木が茂った林の中に入っていく。
ここを過ぎると、コースの半分は消化したことになる。
そこから先1.2㎞は少し勾配が緩んで7~8%程度の登りとなる。
場所に寄っては10%になる箇所もあるが、そこまで長くない。
このあたりから直線基調ではなくなり、カーブが増える。
更にその先1㎞は6%台まで勾配は落ちる。
登る分だけ傾斜が緩くなるので、後半になってもペースは維持しやすいだろう。
残り距離は2㎞ほどになるが、ここまで来るとゴールは近い。
というのも、一気に傾斜が緩くなり、ここから先の登りは3%ほどになる。
タイムを狙う場合は、ここから先を飛ばせるかどうかで大きな差がつきそうだ。
・頂上施設について
登り切ると、高原の名に恥じない素敵な景色が広がる。
また、高原には七時雨温泉という温泉があり、ここにカフェが併設されている。
登ったらぜひこのカフェで一休みしてほしい。(食事も可能だ)
夏でもクーラーが効いているかのように涼しく、草原を眺め、鳥の声を聴きながらくつろぐことができる。
(入り口からダートなので、ロードバイクは押していった方が良い)
・路面状況について
路面状況は綺麗で問題となる箇所はない。
登りも下りも気持ちよく走ることができるだろう。
なお、登りという意味では県道30号を利用して東側からアプローチすることもできるが、登りの起点となる奥中山の町の標高がそれなりに高いため(標高約500m)、県道30号の最高地点まで200mほどの登りとなる。
脚に余裕があったり、もう少し乗りたいという場合には走ると良いだろう。
路面は比較的綺麗で、後半はアップダウンの連続なので、西側とは違った面白さのある道だ。