今回紹介するのは、前回紹介した花輪越の東からの登りだ。
東側からの登りは西側からと比べれば、比較的楽な登りではあるが、中盤以降の傾斜はきつく、決して楽とは言えない登りである。
・峠スペック
坂バカ度:★★★★★☆☆☆☆☆
景観: ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★☆☆☆☆☆
距離
5km
最大標高差
353m
平均斜度
全体:6.9%
上り:8.1%
下り:1.8%
獲得標高
上り:348m
下り:7m
・補給ポイントについて
スタート地点は、秋田と岩手の県境からとする。
全長は5㎞と比較的短い。
ここまでもすでに登ってきているのだが、比較的緩やかな登りが長く続くので、コースからは除外している。
アクセスは、電車なら十和田八幡平色彩ラインの田山駅になる。
この辺は温泉も多いので、うまく組み合わせて訪れたいところだ。
・ラストコンビニ
コンビニは近くにはないので、補給には注意してほしい。
・ラスト自販機
自販機はスタート地点から6㎞ほど下ったところに小さな商店がある。
・実走レビュー
スタートすると最初の1.5㎞程は、緑の中をかなり緩やかに登る。
橋を越えて、林道の入り口との分岐まで来たら、そこからが本格的な登りとなる。
比較的直線的な登りが1㎞ほど続く。勾配は8%強と結構きつめだ。
そこから先は180度のカーブを2度越えると、ストレート基調の登りに所々きついカーブが混じるような形で進んでいくことになる。
ここまでで概ね半分の2.5㎞を進んだことになる。
カーブを越えた先から1㎞の区間は平均で11%の勾配になる。
特に直線的な部分では、先が見えるので精神的に少しつらい。
ラスト1㎞区間は若干斜度がゆるむが、それでも平均で10%は越えてくるので、緩んだとは感じないかもしれない。
多少気が休まるのは、若干ながら頭上が開けてくることだろうか。
ラスト250mほどはタイトなカーブ区間を含めて14%の斜度になる。
内側を通れば、更にきつく感じるだろう。
・頂上施設について
頂上の状況は前回同様だ。
タイムを狙う場合は、前半は飛ばして、傾斜がきつくなってからは一定ペースで登ることだ。
この登りは、傾斜はきついが、大きな傾斜変化も少ない。唯一中間地点を超えたあたりで下り基調になる区間があるが、ここは休むというよりも脚を回して乳酸がたまらないようにしたい。
・路面状況について
路面状況は、こちら側も悪くはない。
ただ、山からの湧き水が路面にまで流れているので、下りの際は注意してほしい。
また道端には枝が散乱している個所もある。
・その他
ちなみに鹿角には、きりたんぽ以外にもう一つ名物がある。
ジンギスカン鍋で食べる豚ホルモンだ。
地元の方に聞くと、幸楽かは浜千鳥の2店舗の名前が上がるので、どちらで食べても間違いないだろう。(写真は幸楽)
登った後は近くの温泉に入ってから、ホルモンで一杯なんて最高だ。