#273 県道126号線(榛名山箕郷線)でヒルクライム!ハルヒルよりきつい難コース!

今回紹介するのは、榛名山に位置する県道126号線(榛名山箕郷線)のヒルクライムルートについてだ。
榛名山と言えば、ハルヒルで有名な榛名山ヒルクライムがあるが、このルートはその隣の山道となる。
ハルヒルコースと比べると距離こそ短いが、平均勾配は8%超えのハードコースとなっている。

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・峠スペック

坂バカ度:★★★★★★★★☆☆
景観:  ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★☆☆☆☆☆☆

距離
10.9km
最大標高差
888m
平均斜度
全体:8.1%
上り:8.1%
下り:0%
獲得標高
上り:888m
下り:0m

・補給ポイントについて

スタート地点は、フルーツラインと交差する交差点からとする。
頂上までは10.9㎞とヒルクライムルートとしては標準的な長さだ。
スタート地点時点で300m弱の標高があるため、前橋や高崎からはある程度登ってくる必要がある。

・ラストコンビニ

コンビニはスタート地点そばにはない。
最寄りのコンビニまでは3㎞強離れている。

・ラスト自販機

自販機は、スタートしてすぐにある堀内商店にあるものか、その先の200m程先にある自動車販売店の軒先にあるものが最後だ。
コース全長はそれほどではないが、勾配がきつく強度が高くなりがちなので、水分補給はしっかりと済ませておこう。

・実走レビュー

スタートして最初の5㎞区間は、平均5.9%の勾配となる。
この区間はこのコース上では足慣らし区間となるが、頑張りすぎるとこの先で確実にタレるので、ペース配分に気を付けよう。
また最初の3㎞区間は勾配が緩く、つい頑張ってしまいがちだが、後半の2㎞区間は平均7%程度のまで勾配が上がるので、その点にも注意が必要だ。

5㎞地点まで来ると、このコース初めてのコーナーが現れる。
このコーナーのあたりから、勾配は一段ときつくなる。

この最初のコーナーからの2㎞区間は、平均7.6%の勾配だ。
勾配の変化はあまりないが、10%を超えるポイントも出てくるので、体感的にも勾配がきつくなっていることは把握できるはずだ。
また、この区間も最初の区間に引き続き直線的なコースになっている。

7㎞地点まで来ると、林道を表す掲示板が現れる。
ここから本格的な山道らしいになっていく。
なお、このポイントからカーブ番号が始まるのだが、頂上までは38のカーブを消化する必要がある。
また、ここからは一切脚を止められるような区間はないので、登る前に覚悟しておこう。

林道看板から2㎞区間は、このコースで最も勾配のきつい区間となり、平均勾配でも10%を超える。
実はこの区間は、2㎞区間のうち前半の1㎞は10%を下回るポイントが多く、平均勾配でも8%程になる。
つまり後半の1㎞は平均で12%近い勾配になっているのだ。
実際には最大13%程度まで勾配が上がるポイント(決してカーブの内側などではなく直線での勾配だ)もあり、後半に入った身体へのダメージはかなり大きい。

このきつい区間を抜けると、今までよりもコーナーが増えて、勾配も多少穏やかになる。
9㎞地点から1.2㎞ほどは、平均で約8%だ。
もちろんそれでもきついことには変わりはなく、体感では常に10%を超えているような状況だ。

この区間を超えても、まだ終わることはない。
10.2㎞地点から300m程ではあるが、13%程の坂が続く。
この区間だけは直線的になっており、まっすぐ登るために勾配がきついようだ。
今までもきついだけに、ここでタレる又は足をついてしまう人もいるはずだ。

13%区間を抜けてしまえば、ゴールまでは残り300mとなる。
勾配も6%程度まで緩くなるので、ゴールが近いことが感じられるはずだ。

・頂上施設について

頂上には何もない。
休憩する場合には榛名湖まで進んでしまった方が良い。

・路面状況について

路面は林道看板までは良好だが、以降の区間はひび割れや補修跡が多く、決して良い状態とは言えない。
また、道幅の割に自動車が通るので、下りのオーバースピードなどには注意しよう。

・その他

コース途中のカーブに立っているコーナー番号の看板には、所々榛名湖までの距離を示した看板が一緒になっている。
この距離はあくまで榛名湖までの距離であるので、頂上までは1㎞程短い。
ペースメイクする際には、その点に注意して登ると良いだろう。