今回紹介するのは前回に引き続き、大河原峠の佐久側からのヒルクライムルートについてだ。
登る前に地図で確認した限りは、立科側と大きく変わらないようなコースなのかと思っていたのだが、実際に走ってみると様子は大きく異なったので、参考にしていただきたい。
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・峠スペック
坂バカ度:★★★★★★★☆☆☆
景観: ★★★★★☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★★★★☆
距離
24.2km
最大標高差
1408m
平均斜度
全体:5.8%
上り:6.2%
下り:4.2%
獲得標高
上り:1425m
下り:23m
・補給ポイントについて
スタート地点は、蓼科スカイラインのスタート地点となる交差点からとする。
コース全長は、24.2㎞とこちらも立科側に劣らず長い。
・ラストコンビニ
コンビニは、コース上には存在していない。
スタート地点最寄りのセブンイレブンまでは、1㎞程離れている。
スタート地点に焼きそば屋さんがあるのだが、人気のお店のようで私が通った午後2時ころには売り切れていた。
・ラスト自販機
自販機もコース上には存在していない。
スタート地点のそばにある自販機でしっかりと水分補給しておこう。
・実走レビュー
スタートすると、早速きつめの登りが待っている。
最初の3.5㎞区間は平均こそ6.5%となっているが、走り始めから10%を超える登りが待っているので、アップは済ませてから登り始めるようにしたい。
3.5㎞m地点を過ぎると勾配は緩む。
3㎞進んだところにある交差点までは3%弱の勾配が続くので、最初の急坂区間の疲れは取り除くことができるだろう。
もちろん交差点は直進だ。
交差点の後も、1㎞程は緩い勾配が続く。
別荘地を抜けたあたりで勾配が増してくるので、そこまではイイ感じのスピードで走ることができるだろう。
別荘地を抜けた7.5㎞地点から勾配は増して、10㎞地点までは平均6%の坂が続く。
比較的直線的な区間が続き、少々単調に気分になるかもしれないが、区間の後半に向けて勾配が徐々にきつくなり、最後の300m程は9%程度まで勾配が上がる。
9%の坂から一旦勾配が緩んだところが10㎞地点だ。
看板があるわけでもなく、景色も何か変わるわけではないので、10㎞地点を把握できるのはサイコンだけだが。。
10㎞地点から15㎞地点までの5㎞区間は、若干勾配が上がり平均6.5%程度となる。
この区間も、区間の最後1㎞程は10%程度まで勾配がきつくなる。
別荘地を抜けた7.5㎞地点からの長い区間で見れば、各区間長めの階段式の登りということができるかもしれない。
15㎞地点からは、さらに勾配は上がる。
ここからは、4㎞弱の区間で平均7%の勾配となる。
16.5㎞地点まで来ると景色がいきなり開け大型パラボラアンテナが現れる。
このアンテナは、JAXAが探査機と通信するために使用される、GREATと呼ばれるアンテナで直径54mと巨大だ。
疲れていれば、アンテナ見学がてら休憩ポイントとするのも良いだろう。
19㎞地点辺りでRの大きなコーナーを抜けると、短いながら下り区間が現れる。
少し休めるだけでも、気分的には大分楽になる。
下りが終わると、その先はきつめの登りだ。
下りの終りから1㎞強の区間で11%程度の坂が待っている。
ここまで登ってきた脚を考えると、なかなかハードな区間だ。
レストランの様な建物が見えれば、きつい勾配区間は終わる。
ここから頂上までは、残り4㎞程だ。
レストランから1.5㎞程の区間は、6%強の勾配がある。
とはいえ、前述の区間から比べると、感覚的にはかなり楽になる。
ぽつぽつと建っている別荘が見え始める22㎞地点まで来ると勾配は緩み、頂上までは5%程度の勾配が続く。
道が直線的になり、登山客の路駐車両が見えてきたら頂上はすぐそこだ。
脚があれば、ラストスパートといきたい。
・頂上施設について
頂上施設は前回紹介したとおりだ。
・路面状況について
路面は非常に良好だ。
前半の別荘地までは多少ガタガタした部分も見られるが、問題になるほどではない。
グレーチングと路面の段差が大きい所があるので、唯一その点だけは注意したい。