今回紹介するのは、岡山県の北部に位置する岡山県道445号線下和奥津川西線のヒルクライムルートについてだ。
このルートは当初紹介する予定はなかったのだが、たまたま隣の峠に登ったついでに寄ってみたところ、なんとなくワクワクする道だったので紹介したいと思う。
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・峠スペック
坂バカ度:★★★★☆☆☆☆☆☆
景観: ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★☆☆☆☆☆☆☆
距離
9.3km
最大標高差
577m
平均斜度
全体:6.2%
上り:6.2%
下り:0%
獲得標高
上り:579m
下り:2m
・補給ポイントについて
スタート地点は、羽出集落にある郵便局そばの交差点からとする。
交差点は県道116号線と445号線の分岐となっているため、間違えないようにスタートしよう。
コース全長は9.3㎞と短めだ。
・ラストコンビニ
コンビニは、スタート地点そばにはない。
5㎞程離れた国道179号線沿いにあるローソンが最寄りとなる。
・ラスト自販機
自販機は、郵便局の2軒手前の会社の軒先にあるものが最後だ。
距離が短いので水分補給はそこまでシビアではないが、そのまま峠を抜ける場合などはボトルを確認しておいた方が良い。
・実走レビュー
スタートしてから最初の5㎞ほどは4%弱の平均勾配となる。
川沿いを抜け、いくつかの民家を通り過ぎる気持ちの良いルートだ。
コースの半分以上は走りやすい長閑なルートになっている。
所々で勾配が上がることはあるが、最高でも7%程度で距離も短い。
交通量が少ないので、マイペースに走ることができるはずだ。
5㎞地点を過ぎた辺りから少し勾配が上がり始めるが、それでも6㎞地点までは引き続き4%弱の平均勾配となる。
6㎞地点を過ぎると、林道区間になる。
左側に浄水施設があり、道幅も狭まるので分かりやすいだろう。
とはいえ、6㎞地点からの1㎞はそれほどの勾配ではない。
平均で6%弱だ。
ただし、進むにつれて勾配は上がっていくので、1㎞区間の内後半の300m程は8%程度まで勾配が上がる。
7㎞地点からが本番区間だ。
頂上までは2.2㎞と残すところそれほど長くないが、平均勾配は10%強となる。
区間を前半と後半に分けると前半が平均で10%、後半が11%となるので、登って行くほどにきつくなる様な感じだ。
実際には10%~13%程度で推移するような感覚で、後半になると15%近い場所も出てくる。
また路面には散乱物も多いので、雨の次の日等は後輪がスリップしやすいので、注意が必要だ。
終盤となる8.5㎞地点からの500m程の区間は、15%近い又はそれ以上の勾配があり、このコースの難関ポイントと言える。
コース全長が短いこともあり、マイペースで登る分には頑張りが効くが、高負荷でここまで来た場合には非常に辛い区間になる。
辛い区間を抜ければ、頂上までは300m程だ。
ただ、この区間も10%程度はあるので、最後まで気を抜かないようにしよう。
・頂上施設について
頂上には市境を示す看板があるのみで、特に施設等はない。
道幅も狭いので、休憩するなら通過する車両に気を付けよう(とはいえ、車両はほとんど通らないが)
・路面状況について
路面は前半は良好だが、後半にはひび割れによる凹凸などが見られる。
また、通行車両が少ないためか散乱物も多い。
特に雨の後などは、落ち葉でスリッピーになるので注意が必要だろう。