沖縄から戻ってきてからというもの、本州の気温の低さに震え若干風邪を引いたKENTである。
今回は沖縄は良かったなあという思い出も含めて、沖縄本島でのライドを振り返ってみたい。
もちろんイベントやグルメについても取り上げていきたい。
・沖縄と自転車
沖縄を走って思ったのは、想像以上に起伏が激しいということだ。
わりと平地のイメージがあるが、城(ぐすく)とつく地名の場所は標高が高い。
高い山はないためハイペースになりやすいが、この起伏をいくつも越えていくうちに脚はどんどん削れていく。
もし自転車でサイクリングをするなら、ペースは考えて走った方が良いだろう。
・冬の沖縄でサイクリング
沖縄本島は2月の後半に訪れたのだが、2月でありながら気候は温暖で、陽が出ていれば夏装備で問題なく走れてしまう。
これは非常にありがたいことだ。
特に真冬の装備から解き放たれた体は軽く、ついついペースも上がってしまう。
ただし、あまり頑張りすぎると冬モードの身体が追い付けず、体調を崩す恐れもあるので気を付けよう。
・サイクリングエリア
今回は那覇に滞在していたこともあり、北部のやんばる地方にはいくことができなかった(サボっていたとも言う)
そのため中部エリアから南のエリアに限って紹介したい。
・南部エリア
まず南部でサイクリングするならニライカナイ橋がお薦めだ。
那覇からは20㎞弱の場所にあり、海岸線からニライカナイ橋を登ると沖縄らしい景色を見ることができる。
橋の反対側から侵入することで、頂上のトンネルを抜けると海が目の前に広がる素敵なシチュエーションを体験することもできる。
またここまで来たらぜひとも挑戦してほしい激坂がある。
ニライカナイ橋のすぐそばにある、通称「伊原の坂」だ。
距離750mで平均勾配は15%となるが、3段坂になっており3段目の登りは20%後半の傾斜になっている。
また全線にスリップ防止の横溝が掘られており、路面を見ていると目がチカチカして気持ち悪くなるおまけ付きだ笑
もしニライカナイ橋の登りを越えてきた後ならば、この登りはかなりのきつい坂となるだろう。
私も珍しく自撮りに失敗してしまったほどだ。
もしこの坂が難しいと思うなら、道を挟んだ反対側に通称「カフェくるくまの坂」があるので、こちらに挑戦してみよう。
こちらは550mで平均勾配7%強、最大瞬間勾配20%強と伊原の坂より優しい。
登りの途中の景色も良いので、お薦めだ。
ちなみにこの近くには世界遺産となっている斎場御嶽もある。
自転車は外に置いておく必要があるので、ワイヤーロックなどがないと入場のハードルは高いかもしれないが、初めてなら入ってみるのも良いだろう。
なお裏にはなぜか幸せの架け橋という謎の橋もあった笑
ちなみにこの辺で食事処を探していたところ、ビストロブーケという素敵なイタリアンレストランを見つけたので、紹介しておきたい。
ランチは1300円と一見安くはないのだが、下の写真のとおり前菜から始まりデザートまで付いて、味も見た目も非常に満足感の高いランチを食べることができる。
もしランチタイムに近くを通りかかったならお薦めのお店だ。
沖縄から南のエリアはぐるっと一周しても70㎞程度で走ることができ、那覇周辺と比べると海も綺麗で、補給ポイントや食事できる箇所も多い。
初心者にもサイクリングをするには最適の距離と言えるだろう。
また帰りに立ち寄りたいポイントとして、那覇空港の南側にある瀬長島がある。
ここはウミカジテラスという観光スポットになっている。
また島の高台からは空港を眺めたり、自転車と飛行機を一緒に撮ったりすることができる。
・中南部エリア
那覇から往復で100㎞を超えるサイクリングとなれば、名護方面か伊計島へのサイクリングが良いだろう。
名護方面へのサイクリングは道が分かりやすい。
とにかく国道58号線に沿って走っていくだけだ。
主要道路のため交通量は多いものの、路肩は広めになっているので安心だ。
名護方面に走っていくと、きれいな海が見え始め途中に万座毛や真栄田岬といった有名なスポットも出てくる。
万座毛はそのまま自転車で入ることができるので、盗難の心配もなく安心だ。
ただ外国人観光客ばかりなので、写真を撮るときは映り込みを避けるのに苦労するかもしれない。
名護まで行って那覇に帰ってくると、100㎞は超えることになる。
それでも足りなければ、東側に出たりそのままもう少し北まで走ってみるのも面白いだろう。
また時間と脚があれば、一人ツールド沖縄なんて言うのも面白いかもしれない。
偶然ではあるが、ちょうどJプロツアーの第1戦「第1回JBCFおきなわロードレース」を金武(きん)で行っていたので、観戦してきた。
ツーデイインワンの2日連続の大会となっており、周回コースなので観戦する側からすると何度も目の前を通り過ぎるプロの走りを楽しむことができるレースとなっている。
また同時開催の市民レースもあるので、出場してみるのも面白いかもしれない。
ロングライドで沖縄らしさを満喫したいのであれば、那覇から片道60㎞程度で行ける伊計島も良い。
伊計島は本島から伸びた海中道路を通って渡ることができる。
晴れていれば青い海を見ながらいくつの島を経由して伊計島へい行くことができるだろう。
島の所々にはそれなりのアップダウンがあるので、初心者には少しきついだろう。
ちなみにゴール地点の伊計島には何か有名なスポットがあるわけではなく、畑が広がっているだけだ。
しかし何もない、観光客もほとんどいない伊計島を走るだけでも心地が良い。
・那覇のグルメ
さて、ここから先は那覇市内のグルメ情報だ。
まずは沖縄と言えば、〆のステーキだろう。
有名店はいくつかあるが、リーズナブルさなら「やっぱりステーキ」だ。
1000円で200gの塊肉を食べることができる。
ライス、スープ、サラダは食べ放題だ。
値段の割には味も良いので、どこか某チェーン店に似た店名にうさん臭さを感じつつも入ってみることをお勧めする。
沖縄の食堂と言えば、大盛で安い定食が定番だ。
定食屋であればどこもボリューミーだが、連れて行ってもらった「つぼやのそば屋」も美味しかった。
ここは沖縄そばと定食どちらも食べられるので、迷ったらとりあえず行ってみると良いだろう。
沖縄と言えば、やはり沖縄そばだ。
観光客向けでなければ、500円以下で食べられることも多くお財布にも優しい。
有名どころでは「丸安そば」「田舎」といったところだろうか。
そしてもう一つの定番がタコスだ。
どこで食べても美味しいが、有名なのは「赤とんぼ」だろう。
おやつとしてもいいし、ジャンクにドクペと一緒にいくのも旨い。
それから最近沖縄ではせんべろが流行っている。
色々なお店が昼頃から店を開けているが、朝から飲むなら「足立屋」だろう。
たまたま入ったお店であったが、大阪から越してきた方がやられているたこ焼き屋も美味しかった。
たまたま入ったので店名を失念してしまったが、牧志公設市場裏のにぎわい広場横にあった。
こんな感じで那覇周辺に宿泊すれば自転車に乗って、帰ってきたら飲みに繰り出したり、お腹が減ればそばを食べたりと色々楽しむことができる。
是非皆さんも冬の沖縄へサイクリングに来て、初夏を味わってほしい。