解決!ロードバイク初心者が気になる疑問7選

今回は、ロードバイクを始めてみたいと思っている人が疑問に思っていることを、Q&A方式でまとめてみたいと思う。

これから始めたいと思っている人のQ&A

Q.たくさんロードバイクがあるけれど、それぞれの違いは何?

A.ロードバイクにも様々なモデルがある。
価格の違いは、フレームの素材やパーツの品質で変わって来る。
フレームの素材や付いているパーツについては、こちらの1ページ目2ページ目にまとめてあるので、参考にしてほしい。
素材やパーツ以外の違いとして、レース向きのモデルとエンデュランス(ロングライド)向けのモデルに分かれている。
レース向きモデルの方が、乗った時の姿勢が前傾になりやすく、パワーを出しやすい設計になっている。
エンデュランスモデルは、できるだけ楽に長く乗れることを意識した設計で、長距離のサイクリングにより向いたモデルだ。
最近はタイヤも太めのものが装着されているので、グリップや乗り心地が良く、初心者でも安心感がある。
特にレースに出る予定などがなければ、最初の1台としてエンデュランスモデルを選ぶと間違いがないだろう。
またエンデュランスモデルを選んだからと言って、レースに出られないという訳ではないので、心配はいらない。
ちなみに、最近はメーカーによって女性モデルをラインナップしている。
女性の筋力や骨格を前提に設計されたモデルで、カラーリングも華やかなものが多いので、女性にはうれしい。

パリ・ルーベ(ヨーロッパ自転車レースの一つ)等の荒れた路面を長距離走る過酷なレースでは、プロでもエンデュランスロードを使用している。

Q.予算にも余裕があるし、どうせ乗るならカーボンフレームの自転車に乗りたいけど、カーボンって壊れないの?

A.よほどのことがないと壊れることはない。
私も最初のアルミフレームの自転車からは、4台のカーボンロードバイクに乗っており、落車(転倒)も何度もしているが、それでフレームが割れたりしたことはない。
一度は車との事故であったが、その時も自転車は無事だったほどだ。(もちろん運がよかった面も大きいが)
下記にカーボンフレームの取り扱いについて、注意点を挙げておこう。
・出先で自転車を立てかけるときは、倒れないように壁側に大きめに重心を掛ける。
・立てかける際は、万一倒れることを想定して、倒れる側の半径1m以内に岩や構造物がないことを確認する。
・立てかけるものがなければ、最初から倒しておいておく。
大体フレームを割ってしまったという話を聞くのは、事故以外だと乗っていない時の破損がほとんどなので、乗っている時にあまりびくびくしなくても大丈夫だ。

カーボンは性質上、破損したことを外観では判断しづらい。
もし倒してフレームを岩などにぶつけたりした場合は、購入したショップに持っていき、判断を仰ごう。
そのまま乗っていると、破損した個所から破断が進み、走行中に突然フレームが割れる可能性がある。

Q.買う前に乗ってみたいんだけど

A.自転車屋さんによっては、試乗車があるので、一度お店に行ってみると良いだろう。(先に電話などで問い合わせると確実だ)
また都市部に住んでいる場合は、メーカーや代理店が試乗イベントを行っていることがある。(「ロードバイク 試乗会」で検索、検索♪)
そういったところでは、初心者向けの説明があったりもするので、参加してみると良い。(もちろん無料だ)
一番大きな試乗イベントは、11月に幕張メッセで行われるサイクルモード(有料)というイベントだ。(時期違いで大阪でも行われる)
このイベントであれば、大抵の大手メーカーの自転車に試乗できる。
またショップやメーカーのブースでは、自転車アイテムを通常より安価に入手することもできるので、時間が合えば行ってみるのも手だ。

もし普通の道路で心置きなく乗ってみたいということであれば、広島と愛媛を結ぶしまなみ海道をレンタルロードバイクで走ってみるというのはどうだろうか。
旅行と試乗(私情か?)を合わせて楽しむことができるので、お薦めだ。
今回は、全国のサイクリストが死ぬまでに走りたい道に挙げる、しまなみ海道とゆめしま街道について紹介したい。(今更感のある記事で申し訳な...

Q.自転車屋さんはたくさんあるけど、どこがいいの?

A.世の中にはたくさんの自転車屋があるが、まずはロードバイクの取り扱いがあるか、確認してみよう。
例えば、TREKならこのような販売店検索ページがある。
では、ロードバイクを扱っている店舗を見つけた後の善し悪しはどう判断するべきだろうか。
この章でも取り上げている様に、雰囲気を把握しよう。

今回は、このマニアックなブログの読者とは対照的な対象となる、これから自転車(ロードバイク)を始めてみたいと思う方へ向けた内容となる。...

多少時間は掛けても、自分の雰囲気に合うお店を探す方が、その後の自転車ライフは楽しくなる。
とはいえ、あまり自宅から遠くの店舗になりすぎないことも重要だ。
最初の内は疑問なども多いので、できるだけ近い方が通いやすい。

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チェーン店と個人店ではどうだろうか?以下に簡単に比較してみた。

チェーン店のメリット・デメリット

○個人店より安い場合が多い(時期によってはセールで大幅値引きも)
○入りやすい店造りがされている場合が多い
○製品在庫やアイテムの種類が多い
×スタッフ・店舗によって技術力に差がある
×カスタマイズの自由度は個人店の方が高い
×細かいサービスは個人店の方が高い

個人店のメリット・デメリット

○走行会やイベントがあるので仲間を作りやすい
○チェーン店より技術力が高い場合が多い
○オーダーや細かい要望を叶えやすい
×価格はチェーン店より高くなる場合が多い
×常連が溜まっていて店に入りづらい(笑)
×取り扱いメーカーや商品在庫が少ない

チェーン店も個人店も善し悪しはあるが、概ね上記の様な違いがある。
個人的には、人にも自転車にもこだわるなら個人店、予算にこだわるならチェーン店がお薦めだ。
何度も言うが、あとは雰囲気だ。

個人店でも店の雰囲気づくりにこだわっているところはあるので、そういったお店はとても入りやすい。
近くにそういったお店があれば、かなり運が良いと言える。

Q.ロードバイクを買うとして、他にはいくらぐらいお金が掛かるの?

A.これは揃えるアイテムの数と、そのアイテムの価格によって大きく変わるが、最初に揃えるべきものはこちらを参考にしてほしい。

今回は、初心者がロードバイクやクロスバイクを買ったら一緒に揃えたいアイテムを、過去の経験に照らし合わせてピックアップしていこうと思う...

最も抑えた装備で考えれば、大体2万円あれば揃えることはできる。
ここから少しずつ装備を増やしていくと良いだろう。

良く自転車はお金が掛かると言われるが、その理由は物欲に負けるからだ。
最初の内は必要な物を揃えていく以外のお金は掛からないので、安心してほしい。
ただし自転車は、乗っている時間の内のほとんどは有酸素運動域となるため、消費カロリーが激しい。
そのため、走ればお腹は減るしノドも乾く。
食事代を考えると、移動手段としては車と大して変わらない燃費(人によっては自動車より燃費が悪い)なので、そこは考慮しておこう笑

Q.盗まれるって聞くけど、どうなの?

A.盗まれます。
かく言う私も1台目は盗難に遭って、帰らぬ人となっている。
その時は太めのワイヤー錠をしていたのだが、跡形もなく持ち去られた。
正直なところ、組織的な窃盗が当たり前になっている状況なので、どんなカギをしていても盗まれる。
そして警察に行っても、ママチャリ盗と同じ扱いしかしてもらえないので、泣き寝入りするしかないのだ。
盗まれた経験のある私から、盗まれづらくなる方法を紹介しておくので、参考にしてほしい。

今回は、自分の愛車を守るための鍵について紹介していきたい。 私は過去にロードバイクを盗まれた経験から、カギについては新しい情報を常...

外に置くときは、いつも同じところに置かない。

私は大学生の時、ロードでいつもバイト先に行っていたのだが、同じ場所に止めていて盗まれた。
どうやら同じ場所、同じ時間にあることに目をつけられたようだ。
特に人目に付きづらい場所は、逆に窃盗をしやすくするそうなので、注意が必要だ。
因みに人目が付く場所でも、ハイエースやトラックで横付けして堂々と鍵を破壊して持ち去られるので、できれば外には置かないほうが良い。
もしロードバイクを買い物や街中に行く手段と考えるなら、やめておいた方が良いだろう。
厳しいようだが、私だけは大丈夫と思っていると、泣きを見ることになる。

サイクリング中の寄り道はどうすれば良いの?

そういった時は、基本的に一緒に押していくか、できるだけ視界から離れないところに置いておこう。
コンビニ等でも、できる範囲で見えるところに置いて、ポールなどと地球ロック(自転車と固定物を鍵でつなぐこと)をしよう。
正直ロードバイクで観光地をめぐる(自転車で入れる場所なら良いと思う)のは、精神的にもあまりお薦めできない。
逆に、自転車でしか行けない景色や場所を探す方が、冒険みたいで楽しいだろう。

Q.事故や怪我が怖いんですけど

A.ロードバイクに乗っていれば、ヒヤリハットの経験は誰もが持っていると思う。
事故や怪我は、どこにいても起きる可能性があるものなので、必要以上に恐れていては何もできなくなってしまう。
とはいえ、私も事故の被害者になったことがあるので、走行中は人一倍注意を払うように心掛けている。
私の経験から、どんなところで事故が起きやすい(又は遭う)のか、具体的に記載しておくので、参考にしてほしい。

街中

これが一番多いかもしれない。
自動車やバイクが走っているだけでなく、逆走自転車や飛び出してくる人もいる。
特に夜は、自転車側も自動車側も視界が狭くなるので注意だ。
できればこういうところでの走行は回避して事故のリスクを下げよう。
もちろん自宅が街中にある場合には、通らざるを得ないが、その際も交通量が少ない道などを探しておくと良い。

事故に遭った時に警官から聞いたのだが、交通事故の大半は自宅から半径2㎞以内で起きるそうだ。(実際私の場合も、加害者宅の目の前だった)
自宅が近いことで、精神的に安心してしまうことが原因だという。
自転車で目的地に近づいたり、家の近くまで来た時こそ気を抜かないように注意しよう。
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山道

これは主に下りでの話だが、スピードの出し過ぎで曲がり切れなかったり、スリップして転倒してしまう事故だ。
運転している本人の過失による事故なので、スピードを出すのが好きだからと言って、過度にスピードを出しすぎるのは控えよう。
深い山の中では、場合によっては助けを呼べない可能性もあり、非常にリスキーだ。
公道はレースをするところではないので、常に自分の中に安全マージンを持って走ってほしい。

その他

・道路の轍
トラックが多く走る道路によく見られる。
高速走行をしている時だけでなく、低速でも立ちゴケ(ペダルから脚を離せずに転ぶこと)等のリスクがあるので、注意しよう。

・ポットホール(舗装路面の穴)

山道に多いが、時々街中でも見かける。
前を自動車が走っていると、直前まで認識できない時がある。
また山道では下りカーブの途中などにあると、回避が難しい。
突っ込むと前輪がロックして前転するように投げ出されるので、大怪我の可能性がある。
とにかく自分の自転車コントロールが間に合う範囲のスピードで走ろう。
ちなみにこれで事故を起こした場合は、道路を管轄する行政の責任を問えるので、関係機関に連絡を入れるべきだ。

・砂だまり
これも時々見かける。
やはり乗り上げると前輪が滑って転倒の恐れがある。

・路肩と車道の段差

歩道のある道路にはよく見られる。
コンビニに入る時なども注意が必要。

ちょっとしたことを気を付けるだけで、事故や転倒のリスクは大きく下げられる。
必要以上に怖がることはないが、心のどこかに事故や怪我は怖いという気持ちを持ち続けることも大切だ。

以上、初心者が疑問に思う内容を取り上げてみたが、いかがだっただろうか。
他にも知りたいことがあれば可能な限り回答させていただくので、コメント欄へ書き込んでほしい。