今回紹介するのは、岐阜県の中西部郡上市に位置する黒田峠のルートについてだ。
黒田峠は、「くろんだとうげ」と読み、県道白鳥板取線上に位置する峠になっている。
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・峠スペック
坂バカ度:★★★★☆☆☆☆☆☆
景観: ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★☆☆☆☆
距離
9.2km
最大標高差
556m
平均斜度
全体:6.0%
上り:6.2%
下り:0.2%
獲得標高
上り:572m
下り:16m
・補給ポイントについて
スタート地点は、長良川沿いの野口地交差点からとする。
コース全長は9.2㎞と比較的短い。
・ラストコンビニ
コンビニは、スタート地点そばにはない。
最寄りのローソンまでは3㎞程離れている。
また、黒田峠を越して板取方面へ進む場合は補給箇所が限られるため、必ず事前に補給を済ませておこう。
・ラスト自販機
自販機はスタートしてすぐの商店にあるものが最後だ。
自販機ではないが、水分補給であればスタート地点から3㎞程進んだところにある公民館で湧き水の補給が可能だ。
・実走レビュー
スタートして高速道路の高架下まで進むと、う回路の案内がある。
この先で土砂崩れが発生したための一時的な措置とのことだが、規制の終了日については未定の様なので、う回路に沿って進もう。
う回路は引かれているコースプロファイルとは異なり、高速の横の側道をアップダウンしながら進むことになるが、このアップダウンは最大12%程度になることがあるので、無理をしてはいけない。
う回路を抜けると、コースに復帰する。
大体2.1㎞地点辺りだ。
ここから3.5㎞地点までは緩やかな直線的な登りが続く。
道幅も広いので、走りやすい。
3.5㎞地点まで来ると分岐があるので、これを左に進もう。
ちょっと飛ばしているとそのまま直進していしまいそうだが、直進すると行き止まりなので注意してほしい。
いくつかの民家を越えて進んでいくと、少しずつ勾配がきつくなる。
ここから本格的な登りとなる。
4㎞地点から5㎞地点までは平均で8%強の登りだ。
長くはないものの所々で勾配は10%を超えるので、本格的に登り始めたからと言って無理をしてはいけない。
道路情報の看板がとゲート見えれば、5㎞地点となる。
ここから頂上までは、コンスタントな勾配が続く。
7%前後を行き来することになり、勾配が大きく前後することは少ない。
きつくても10%、緩くなっても5%といった感じだ。
所々で視界が開けて谷の方を望むことができるが、一瞬であることが多く展望には期待できない。
ただ、夏を除けば草木がそこまで茂っていないと思われるので、多少展望の改善はあるだろう。
また、景色が見えないこともあって距離感が分かりづらいのも、このルートの特徴だ。
コース上に特徴的なポイントがなく、勾配も一定となっているため、初見では頂上までの距離を見極めるのは難しい。
サイコンを頼りに体力と相談をするしかないだろう。
左側に小さな駐車スペースが見えたら、頂上までは残り300m程だ。
これも頑張っていると見逃してしまうレベルなので、あまりあてにしないほうが良いかもしれない。
・頂上施設について
頂上はトンネルになっているが、このトンネルは本来の黒田峠ではない。
トンネルの手前にある分岐を1㎞程進んでいくことで本来の黒田峠となるのだが、現在は崩落により通行止めとなっている。
・路面状況について
道幅は1車線以上が確保されており、路面もアスファルトのひび割れを除けばそれ程悪くはない。
また交通量もほとんどないので、トレーニングコースとして利用するには非常に優れていると思う。