#98 石北峠(留辺蘂(るべしべ)側)でヒルクライム!自転車初心者にもお薦めの穏やかルート!

今回紹介する峠は、北見と旭川を結ぶ国道39号線上にある石北峠である。
この峠の特徴としては、大雪山系を貫くため北海道では希少な標高1000mを越える峠となるが、峠の総距離が非常に長いため、本州では味わうことができないほどにダラダラと登ることだ。

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・峠スペック

坂バカ度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆
景観:  ★★★☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★☆☆☆☆☆☆☆

距離
26.6km
最大標高差
669m
平均斜度
全体:2.5%
上り:3.4%
下り:3.5%
獲得標高
上り:691m
下り:39m

・補給ポイントについて

スタート地点として定める場所が見当たらないため、今回は温根湯温泉から旭川方面に少し行ったところにある交差点からとする。
全長は長めの26.6㎞だ。

・ラストコンビニ

スタート地点そばには何もないので、温根湯温泉そばにあるセブンイレブンが最後の補給地点となる。

・ラスト自販機

ラスト自販機は、スタート地点から1㎞ほど進んだところにある、長野豆腐店の店先にあるものが最後だ。

・実走レビュー

スタートすると、その先はとにかく1~2%の勾配でダラダラと登っていく。
これが峠道なのかと思うほどで、最初の10㎞の平均勾配は1.5%だ笑

そこから先の3㎞はやっと勾配が出てきたなと思える平均3.5%となる。

このあたりにはちょっとしたドライブインなどもあるので、景色に飽きたら寄ってみるのも良いだろう。(やっていれば、ラスト補給地点となる)

ちょっと勾配が出てきて、いよいよ峠道になるかと思ったら、また勾配は下がる。
ここから3㎞はまた1%台と、いよいよ峠じゃないんじゃないかと疑い始めることだろう。

だが、安心してほしい。ここからの2.3㎞は平均4.4%となり、やっと峠道らしくなる。

と思ったのもつかの間、その先の3.5㎞は平均1.5%と、また残念な峠道に逆戻りだ笑

3度目の正直で、ここから頂上までの4.6㎞は平均4.7%と、やっと峠道として安心して(?)登ることができる。
今までの区間は景色的にも大きな変化はなかったが、この区間は峠道らしく急カーブがあり、景色も開けてくる。

特に赤い橋が架かる区間は、峠らしいダイナミックさがある。

また峠には、1合目から9合目まで看板があるので、どれくらい登ってきたのかの目安になるだろう。

橋が終われば、1㎞ほどで頂上になる。
ここまでダラダラと登ってきたが、最後はしっかりと追い込んでおしまいにしよう。

・頂上施設について

頂上は駐車場になっており、階段を登ったところにはトイレもある。
売店もある様だが、私が登った時にはやっていなかったので、開店状況は不明だ。

石北峠を示す看板があるので、写真を撮っておこう。

・路面状況について

路面状況については、あまり良くない。
路肩は轍が多く、場所によっては舗装が掘れていたりする。

また、アスファルトの継ぎ目がガタガタと車体を揺らすので、下りでも少し不快に感じた。

・その他

ちなみに反対側からの登りは、上川町から同じようにダラダラと登っているのだが、途中に3㎞を越える銀河トンネルを筆頭に多くの路面がぬれたトンネルがあり、交通量も多く路肩も狭い。
このため、反対側のルートについてはお薦めしないし、ブログにも記載しないことにした。
もし走る場合には、前後ライト装着の上、十分注意してほしい。

正直1000mを越える峠で、ここまで魅力のない峠というのは石北峠が初めてだった。
練習と割り切る場合は、下からペースを配分しながら全力で登るのが良い。
しかし、この峠の退屈さを知っていれば、ほかの峠はどこに登っていても魅力的なはずだ。
また、北海道ツーリングなどで荷物を積載したツーリング自転車にとっては、比較的峠越えしやすい峠と言えるだろう。