今回紹介する照葉樹の森は、鹿児島県の南東部大隅半島に位置し、最も1000mに近い日本最南端の最高地点(noboranaindesuka.work調べ)となる。
・峠スペック
坂バカ度:★★★★★★☆☆☆☆
景観: ★★★★★☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★★★★★
距離
13.7km
最大標高差
664m
平均斜度
全体:4.8%
上り:6.9%
下り:3.4%
獲得標高
上り:698m
下り:44m
・補給ポイントについて
スタート地点はこの交差点からとする。
頂上までのコース全長は13.7㎞だ。
・ラストコンビニ
スタート地点そばにコンビニはない。
朝8時から開いているスーパーはあるので、こちらで補給を賄いたい。
・ラスト自販機
ラスト自販機はコース途中にある花瀬原沢休憩所が最後だ。
一応コースを外れても良いなら、花瀬自然公園付近にもある。
・実走レビュー
スタートすると、最初の3.5㎞は平坦と緩やかな登りだ。
ゆっくりと景色を楽しみながら進みたい。
途中でコースを外れると素敵な景色を見つけることもできるので、散策してみるのも良いだろう。
2㎞地点を過ぎたあたりに花瀬自然公園があり、ここを越えたところから勾配は上がっていく。
3.5㎞地点を越えると、ここから1.5㎞は平均5%の登りとなる。
このあたりからは照葉樹の森までの残り距離を示した看板が現れれるようになる。(ただし1㎞程距離がずれている)
5㎞地点までくると、今までの直線的な道から山道特有のくねくねした道になる。
ここから4.5㎞区間で平均勾配は7%を超える。
カーブの内側などでは20%を超えるような箇所もある。
また5㎞地点から7.5㎞地点までの区間は階段式の登りで、勾配も平均で5%後半程度となるが、9.5㎞地点までの後半2㎞は勾配がきつく、勾配は9%台になる。
また後半2㎞区間は休めるポイントもないので、リズムを刻んで淡々と登っていくことになり、精神的にはつらい区間と言えるだろう。
9.5㎞地点まで来ると道が分岐するので、看板の指示通り左に進もう。
ここから先は1.7㎞に渡って勾配のほとんどない区間が続く。
また場所によっては下りになる。
タイムを狙う場合には、この区間はタイム短縮に寄与する区間なので、できるだけスピードを上げつつ、脚はしっかりと回して筋肉を休ませることも忘れないでおこう。
平坦区間を過ぎると、ここから1㎞はきつい登り区間となる。
平均勾配は11%強となり、最大15%程度になることもあった。
照葉樹の森を示す門が見えるまでは頑張って踏み込もう。
しかし門を越えてゴールではない。
門から先500m程は勾配が緩やかになるので、ここで一旦呼吸と脚を落ち着かせたい。
緩やかな区間が終わったら、ゴールまでは1.2㎞だ。
しかしこの先も勾配が緩むことはなく、平均9%超の勾配が続く。
左側に公園が見えてきたら残りは300mだ。
勾配はきついが、最後まで踏み込もう。(ちなみに最後も勾配がきつい)
車止めが見えたらゴールだ。
ちなみに頂上はもう少し先にある。
この先は路面が悪いので、疲れている時は押して行った方が良い。
・頂上施設について
頂上はビジターセンターになっており、山の上にしては珍しくトイレや水道もある。
また森の生態についても勉強することができるので、トイレを借りるついでに勉強してみてはどうだろう。
・路面状況について
路面状況はすこぶる良好だ。
分岐以降1.5車線になる箇所もあるが、恐怖を感じるような狭さはない。
また交通量も多くないので、この点でも安心できる。