今回紹介する峠は、えびの高原の宮崎側からの登りとなる。
鹿児島県側からの登りについては、こちらを参照していただきたい。
・峠スペック
坂バカ度:★★★★★★★☆☆☆
景観: ★★★★★★☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★★★★☆
距離
14.2km
最大標高差
906m
平均斜度
全体:6.4%
上り:7.1%
下り:3.2%
獲得標高
上り:905m
下り:8m
・補給ポイントについて
スタート地点は県道30号線と53号線が合流する交差点からとする。
ゴールとなる、えびの高原足湯の駅までは14.2㎞だ。
アクセスとしてはJR吉都線えびの駅への輪行や、自動車なら道の駅えびのが便利だ。
・ラストコンビニ
コンビニは近くにないので、えびの市内で補給を済ませておこう。
ラスト自販機は、コース中盤にある白鳥温泉上湯にあるものが最後となる。
スタート付近にも自販機はあるので、水分補給は問題ないだろう。
・実走レビュー
スタートすると、最初の1.7㎞程は緩やかな登りとなる。
自走でない場合にはここで脚を温めておきたい。
1.7㎞地点を過ぎると、ここから1㎞強は10%の登りとなる。
後半の500m程は15%程度になるが、先は長いので無理なくマイペースで登ろう。
きつい坂を登り切ると、300m程は平坦に近い区間が現れるので、ここでしっかりと呼吸を整えたい。
霧島ジオパークの看板から先が本格的なヒルクライムのスタートとなる。
この看板から白鳥温泉下湯までの3㎞弱に渡って、平均10%弱の勾配が続く。
勾配変化は少なく直線的な区間が多いので、ケイデンスを維持してペースで登っていきたい。
神社の鳥居が見えたら道の向かいが下湯だ。
ここから3㎞程は急カーブが連続する。
下湯から1㎞登ったところにあるのが、上湯だ。
温泉だけでなく食事も提供しているようなので、初心者などが休憩をはさむには良いかもしれない。
さらに上湯から1㎞登ったところには、えびの市街を一望することのできる展望台もある。
ただこの展望台のヘアピンカーブは勾配がきつい。
脚に自信がなければ、後続車を確認しながら外側を走るのもありだろう。
展望台がスタートからおおよそ8㎞地点となる。
展望台からカーブを一つ越えると、勾配がいったん落ち着く。
ここで脚と呼吸を整えたい。
そこからもう一度10%程度の登りとなるが、この登りは1㎞ほどで長くは続かない。
この区間を越えると、ここから先は3㎞強に渡って13㎞地点まで6%前後の勾配となる。
景色も少し開ける区間もあり、霧島連山の山々を望むことができる。
タイムを稼ぐなら、この区間は脚を止めずにケイデンス高めで回すことをお勧めする。
所々で10%区間も現れるが、短いのでダンシングを使って勢いで乗り越えたい。
13㎞地点を過ぎるあたりから勾配は緩み始め、13.5㎞地点からは下り勾配となる。
最後の直線は微妙な登り勾配となるので、ゴールスプリントよろしく踏み込んでいこう。
(ただし、付近の施設からの自動車の出入りには気を付けてほしい)
・頂上施設について
頂上は以前紹介したとおりだが、頂上の少し手前には国民宿舎もあるので、着替えを持って来れば日帰り入浴も可能だ。
汗を流して爽快ダウンヒルというのも乙なものだろう。
・路面状況について
路面状況は全体的に良好だ。
ただし新燃岳などの降灰の影響で、スリップしやすくなっているので注意してほしい。
また道端に野生動物が出てくることも多いので、こちらも注意が必要だ。
おわかりだろうか。。