今回紹介する峠は、前回紹介した大滝山の隣に位置する竜王山だ。
竜王山は大滝山と比べると標高が100mほど高い。
・峠スペック
坂バカ度:★★★★★★★☆☆☆
景観: ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★☆☆☆☆☆☆
距離
14.2km
最大標高差
675m
平均斜度
全体:4.7%
上り:6.4%
下り:3%
獲得標高
上り:707m
下り:37m
ルートラボの都合上県境までしかルートが引かれていないが、実際には頂上付近まで登ることができる。
また今回紹介するルートは、途中の区間がルートラボとは違う激坂ルートとなる。
ルートラボ通りのコース取りなら、坂バカ度は-1して考えてほしい。
・補給ポイントについて
スタート地点は前回同様、道の駅しおのえ横の交差点からとする。
コース全長は約17㎞だ。
・ラストコンビニ
途中の分岐までは大滝山と同様なので、省略させていただく。
ラスト自販機も同様だ。
・実走レビュー
写真の分岐を右に曲がると、大滝山方向となる。
緩やかなヘアピンカーブを抜けると、1㎞程は3%強の勾配で登っていく。
途中には、奥の湯温泉という廃湯になった温泉施設がある。
1㎞強進んでふれあいの森の看板が見えてくると、ここから勾配は少しきつくなる。
ここから1㎞強の区間で、7%弱の勾配だ。
途中に分岐があり、一見すると竜王山へのルートに見えるが、ここはそのまま直進しよう。
(私は間違えて右に曲がったが、激坂があってその先は行き止まりだった)
ちょっとした集落を抜けて行くと、なかなか素敵な看板があるので、この分岐を右に進み激坂を味わおう。
無理だと思う人は、そのままルート通りに直進してほしい。
右に進むと、ここからは1.6㎞強に渡って10%~20%の勾配がランダムに続くことになる。
最初の16%勾配に始まり、階段式の勾配変化は脚へ確実なダメージを与えてくる。
また後半に20%超の勾配があるので、マイペースで進みたい。
もちろん、この区間がこのルートで最も厳しいポイントとなる。
この区間を登り切ると、本来のルートに合流する。
本来のルートから見ると、16%の下り勾配標識が見えるポイントが合流ポイントだ。
合流ポイントからも勾配はそれなりにあり、ここから3㎞に渡って平均8%の登りが続く。
日影が多いので、夏でもそれなりに走りやすいだろう。
ただ景色が変わり映えしないので、距離が掴みづらく精神的にはつらいかもしれない。
3㎞区間を過ぎると勾配が緩くなる区間が700mほど続く。
勾配の緩い区間を進んだ先に東屋が見えてくると、ここが県境だ。
東屋から先は、路面がアスファルトからコンクリに変わり、勾配もきつくなる。
ここから頂上までは2.5㎞となり、平均8%弱の勾配となる。
実際には短いながら下りになる箇所もあるので、大部分は10%程度の勾配になる。
もちろん場所によっては13%程度まできつくなるポイントもある。
短い下りを終えて、きつめの坂を上った先に石碑が見えれば、頂上までは残り300m程だ。
・頂上施設について
コースで設定している頂上には、施設などは特にない。
その先までいくと登り口があり、頂上の電波塔までは自転車で登ることができる。
・路面状況について
路面状況はあまり良くない。
舗装の割れや散乱物があり、湧水の流れる箇所もある。
道幅は細いが、自動車の往来はかなり少ないので、その点は走りやすい。