今回紹介する峠は、前回紹介したかんかけ峠の隣に位置する鷹取山だ。
位置関係としては、お隣さんというよりは兄弟といって良い距離にあるので、一日で2本登ることも簡単にできる。
・峠スペック
坂バカ度:★★★★★★★☆☆☆
景観: ★★★★☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★☆☆☆☆☆
距離
7.9km
最大標高差
723m
平均斜度
全体:9.2%
上り:9.3%
下り:0%
獲得標高
上り:722m
下り:0m
・補給ポイントについて
スタート地点は、平原公園横の交差点からとする。
コース全長は7.9㎞となり、かんかけ峠と比べると鷹取山の方が距離は1㎞、標高は100mほど高い。
平均勾配も鷹取山の方が若干きつめだが、実際に登ると勾配変化が少ないためか鷹取山の方が登りやすいと感じた。
・ラストコンビニ
コンビニや自販機はコース上には存在しない。
最寄りのコンビニは、かんかけ峠で紹介したファミリーマートとなる。
・実走レビュー
スタート地点からすぐに登り始める。
しかも最初の1㎞の平均勾配は9%以上あり、サイコン上では概ね10%を超えることになる。
脚は温めてから挑もう。
次の1㎞区間はさらに勾配が厳しくなり、平均11.3%まで上がる。
場所によっては15%程度になる。
特に1.4㎞地点にあるふれあいの家前後は勾配がきつい。
なお、ふれあいの家の手前の区間は一方通行になっているので、ちゃんと左側に進もう。
2㎞地点からの1㎞区間は、平均で8%強と勾配が少し弱まる。
カーブが増えるので、カーブポイントと直線部分の乗り方を変えて筋肉をうまく使いたい。
もちろんカーブの内側は15%近くになることもある。
森のカフェが見えたら、ここが大体3㎞地点となる。
ちなみにこの湧水は、湧いているというよりは表層水の様なので、飲むのは自己責任でヨロシクお願いしたい。
3㎞地点からの1㎞は平均10%となり、再度勾配はきつくなる。
またこの区間中には、5%程度まで勾配が緩む箇所が100mほどあるので、勾配が緩くなったらすかさず回復を図るようにしよう。
丁度4㎞地点辺りも勾配が緩めになっているので、この区間も上手く使いたい。
また4㎞地点から5㎞地点までは、再度勾配が緩くなる。
平均で8%となり、ここがこのルートで一番の休息ポイントとなる。
もちろんタイムを狙うなら、ライバルとの差をつけるためにもスピードに乗せたい区間だ。
引き続き次の1㎞区間も勾配は8%程度で推移する。
このルートは景色の変化や目安にするものが少ないので、基本的にはサイコンを基準に登っていこう。
6㎞地点からは勾配がきつくなる。
平均勾配は12%弱となり、最もきつい区間だ。
また6.2㎞地点までは6%前後の緩い勾配となり、残りの800mが平均13%となる。
平均13%なので、実際には15%オーバーになるポイントもあり、終盤に差し掛かった脚にはかなりきつく感じるだろう。
このきつい1㎞を越えれば、頂上までは残り900mだ。
実際には10%区間は7.3㎞地点まで続く。
7.3㎞地点を過ぎると、一旦下りになるがここで終わりではないので、タイム狙いの場合はまだ足を止めてはいけない。
100m弱登り返したら、そこから頂上までの400mほどは2~3%の緩い坂になる。
・頂上施設について
ゴール地点は山頂ではないが、階段で頂上まで登ることができる。
頂上はちょっとした草原になっており風が心地よく、見晴らしも良好だ。
・路面状況について
路面状況は、かんかけ峠と比べれば良好だ。
ふれあいの家を越えてからは1車線になることと、所々に浮き砂や枝が落ちているので注意したい。