今回紹介するのは、兵庫県の北部に位置する八高原のヒルクライムルートについてだ。
ハチ高原では、養父ハチ高原ヒルクライムというヒルクライム大会が開かれていたこともあるようで、今回はそのルートに沿う形で紹介したいと思う。(現在は開催されていないようだ)
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・峠スペック
坂バカ度:★★★★★☆☆☆☆☆
景観: ★★★★☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★☆☆☆☆
距離
14.6km
最大標高差
671m
平均斜度
全体:4.6%
上り:5.8%
下り:3.6%
獲得標高
上り:678m
下り:16m
・補給ポイントについて
スタート地点は、国道9号線からハチ高原へ分岐する県道87号線との交差点からとする。
・ラストコンビニ
コンビニは近くにないが、スタート地点からすぐのところに朝7時からやっているスーパーがあるので、補給は問題ないだろう。
・ラスト自販機
自販機は、スタートから7.5㎞ほど進んだところにある物が最後だ。
・実走レビュー
スタートすると、最初の5.5㎞区間は2~3%程度の緩やかな登りとなっている。
脚を温めるにはちょうど良い距離と言えるだろう。
また、のどかな景色を楽しむこともできる。
3.8㎞地点に分岐があるが、これは道なりに直進してほしい。
5.5㎞地点まで来ると、再度分岐が現れるので、これを右に進もう。
今までとは違って一気に急勾配になる。
500m程は10%前後の勾配が続く。
登り切ると緩い下りになり、小さな橋の先に交差点が現れるので、これを左折だ。
左折してから1㎞強の区間は、再度緩やかな登りになる。
この区間の終りに写真の様な看板が出てくるので、これを左に曲がろう。
ここからが本格的な登り区間だ。
最初の2㎞は、平均10%弱の勾配が待っている。
特に中盤から後半にかけて、10%勾配が続くきつい登り区間だ。
この2㎞を過ぎると、短いながら勾配の緩いポイントが現れる。
こういった箇所で、脚を少しでも休めておきたい。
再度きつめの登りが700m程あり、この区間の最後にハイパーボウル東鉢というスキー場が現れる。(決してボウリング場ではない)
ちなみに、このスキー場付近にも自販機があるのだが、いくつか確認してみたが動いておらず、冬のシーズンしか稼働していない様だ。
スキー場から先400mは、勾配が緩くなる。
またここから先は、階段式の登りが続くので、勾配に合わせて走り方を変化させれば、疲労を分散させることができる。
再度勾配がきつくなると、テニスコートを横目に400mほど10%前後の勾配となる。
その後は、短い下りを含んだ500mの平坦区間になる。
この区間は晴れていれば、左手に棚田と氷ノ山を望むことができる。(写真を撮った時は丁度雲がかかってしまった)
平坦区間が終わると、その先は10%の登りが1㎞に渡って続く。
後半の脚には応える勾配だが、その先は再度緩い下り勾配となるので、脚を使って登ってしまっても良いだろう。
下り区間は出来るだけスピードに乗せて、勢いを登りに生かしたい。
この先、頂上までは残り1㎞だ。
登り返しは10%の勾配が500m続き、周囲には民宿やペンションが見え始める。
この500mの坂を登り切れば、あとは2%ほどの緩やかな登り勾配のストレートを残すのみだ。
ラストスパートのスプリントに入ろう。
・頂上施設について
ゴール地点には自販機があるので、ゆっくり休むことができる。
ゴールの先にも細い道が続くが、500m程進むと砂利道になってしまうので、特に行く意味はないだろう。
・路面状況について
コース後半はスキー場へ向かう道ということもあり、ある程度の交通量があるのか、アスファルトの剥がれやポットホールが目立つ。
特に登り車線より下り車線が荒れていることが多いので、下りは十分に気を付けよう。