#220 笠取山でヒルクライム!青山高原も合わせて走ろう!

今回紹介する峠は、三重県の中部に位置する笠取山だ。
笠取山は、津市や松坂市からのアクセスも良く、標高こそ700m台でありながら、獲得標高がそこそこ大きく登り甲斐のあるルートとなっている。
また峠の頂上から先の5㎞ほどの区間が、津市と伊賀市の市境になっており、青山高原という高原道路になっている。
風車がたくさん建てられた素敵な高原道路となっているので、笠取山に登ったら是非こちらも走ってほしい。

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・峠スペック

坂バカ度:★★★★★★★☆☆☆
景観:  ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★☆☆☆☆☆

距離
11.4km
最大標高差
727m
平均斜度
全体:6.3%
上り:7.3%
下り:2.3%
獲得標高
上り:731m
下り:8m

・補給ポイントについて

スタート地点は、県道512号線と県道28号線が交わる交差点からとする。
コース全長は11.4㎞と、標準的な長さだ。

・ラストコンビニ

ラストコンビニはスタート地点そばにはなく、3㎞弱離れたファミリーマートが最後となる。

・ラスト自販機

自販機は、スタート地点の横の酒屋にある物が最後だ。

・実走レビュー

スタートすると、最初の2.5㎞程は3%程度の緩やかな登りとなる。
この区間で、しっかりと脚を温めておきたい。

2.5㎞地点を過ぎると、ここから500mほどは10%の勾配となる。
この区間はヘアピンカーブとなっており、内側は10%以上の勾配がある。
その先は再度勾配が緩むので、勢いで登り切ってしまっても良いだろう。

3.5㎞地点過ぎまでは、再度緩やかな勾配だ。
丁度違う道が合流してくる交差点になっているので、この先から本格的な登りになると覚えておこう。

交差点を過ぎて少しすると勾配がぐっと増して、そこから7㎞地点までの3.5㎞ほどに渡って、平均9%弱の勾配が続くことになる。

カーブが多く先を見通せないので、初見だとこの状況がいつまで続くのか分からないのが、辛いところだ。
勾配変化は大きくないが、所々で現れるヘアピンカーブでは勾配が上がるので、脚を削られるだろう。

7㎞地点を過ぎると、勾配が15%を超えるヘアピンカーブが現れるが、これを越えれば勾配は若干緩くなり、2㎞区間での平均勾配は7%程度になる。

この区間は、ヘアピンカーブから先は勾配変化が小さいので、一定ペースで刻むように走ると良い。

9㎞地点を過ぎると、ゴール地点までは2.5㎞程だが、実際に勾配のきつい区間は最初の2㎞弱の区間となる。
この区間は階段式の登りとなっているおり、10%を超える勾配と3%程度の暖勾配が連続する。

場所によってはほぼ平坦になるポイントもある。

終盤に現れるこの区間は、ジャブの様に脚を削ってくるので、ラストスパートはタイミングが重要になってくるだろう。

10.5㎞地点の交差点は、道なりに左折だ。
この交差点を過ぎれば、きつい登りも300m程で終わる。

ラスト500m程は、緩やかな登りと下りで構成されているので、最後まで踏み込んでいこう。

・頂上施設について

頂上は自衛隊の基地になっており、休憩できるような施設はない。
もし休憩するなら、そのまま少し先まで進んで、青山高原の休憩施設を利用すると良いだろう。

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・路面状況について

全線を通して、路面状況は酷いというほどではない。
ただし、道幅が狭くなったり広くなったりを繰り返すので、対向車には注意が必要だ。
また、道幅の狭い区間が総じて路面状況が悪化しやすいので、覚えておこう。

・その他

冒頭でも紹介したとおり、笠取山まで来たら青山高原道路も走ろう。

笠取山までは景観が良くないが、青山高原は発電用の風車がたくさん立っており、展望ポイントからは松坂市方面を一望することもできる。
冬は少し寒いが、秋口までは気持ちの良い風を感じることができる快走路となっている。