GWも終わって、本格的に夏休みの計画を立てる人も増えてきたのではないだろうか?
今回はそんなあなたに、名前は知っていてもなかなか行ったことのない五島列島の中で、更に候補に上がらないであろう上五島でのライドルートを紹介したいと思う。
目次
- ・上五島を推す理由/h2>
ここで一つ疑問に思うかもしれないが、なぜ五島列島でも福江島ではなく上五島(中通島)を紹介するのか。
飛行機でのアクセスや宿の手配などを考えれば、福江島は比較的観光に適している。
一方の上五島はそれらが揃っていない(不十分)ことに加え、島が縦に長く福江島と比較して山がちであるため、不便な島と言える。
しかしこれが逆に自転車にとっては楽しい環境を作り出しているのである。
具体的に言えば、自動車が少なく、観光客が少なく、アップダウンがたくさんあるのだ。(最後の一つは人によっては楽しくないが。。)
また島のいたるところに、隠れキリシタンの歴史を持つ教会が点在しており、自転車での観光にはうってつけなのである。
これらの理由から私は「自転車で五島に行くなら上五島!」をお勧めしているわけである。
こちらもおすすめ
・島への交通手段今までいくつかの阿蘇の峠たちを紹介してきたが、阿蘇にはまだまだたくさんの楽しい道が存在している。 今回は、そんな紹介できていなかっ...
- ・上五島を走ろう!
- ・上五島のグルメ
- ・宿について
- ・あとがき
・上五島を推す理由/h2>
ここで一つ疑問に思うかもしれないが、なぜ五島列島でも福江島ではなく上五島(中通島)を紹介するのか。
飛行機でのアクセスや宿の手配などを考えれば、福江島は比較的観光に適している。
一方の上五島はそれらが揃っていない(不十分)ことに加え、島が縦に長く福江島と比較して山がちであるため、不便な島と言える。
しかしこれが逆に自転車にとっては楽しい環境を作り出しているのである。
具体的に言えば、自動車が少なく、観光客が少なく、アップダウンがたくさんあるのだ。(最後の一つは人によっては楽しくないが。。)
また島のいたるところに、隠れキリシタンの歴史を持つ教会が点在しており、自転車での観光にはうってつけなのである。
これらの理由から私は「自転車で五島に行くなら上五島!」をお勧めしているわけである。
こちらもおすすめ
今までいくつかの阿蘇の峠たちを紹介してきたが、阿蘇にはまだまだたくさんの楽しい道が存在している。
今回は、そんな紹介できていなかっ...
・島への交通手段
では早速、上五島について紹介していきたい。
まずはアクセスについてだが、上五島は空港が利用されていないため、フェリー又は高速船を利用して往来する事になるが、自転車を持っていく場合はフェリー利用のみだ。
別途料金はかかるが、フェリーへはそのまま自転車を持ち込める。(追加は800円ほどだ)
上五島へのフェリーは長崎港又は佐世保港の発着となる。
今回は佐世保からのフェリーで渡ってみた。
佐世保は昔から軍港なので、自衛隊や米軍の艦舶を見ることができる。
上五島までは3時間ほどの船旅となる。
到着すると、フェリー乗り場には大きな鯨が出迎えてくれる。
・上陸したら五島うどんを食べよう!
午前便で行くと、ちょうどお腹が空く頃ではないだろうか。
ここは名物の五島うどんで補給と行こう。
五島うどんのおすすめはいくつかあるが、定番は竹酔亭だろう。
製麺所がやっているお店で、地獄炊きうどんが名物だ。
定食もあるので、がっつり行きたい場合にもお薦めできる。
また適当な定食屋に入って「とりあえずご飯」という場合でも、汁物代わりにうどんはついてくることが多い。
・上五島を走ろう!
ご飯を食べたら早速ライドだ!
ちなみに、走るだけなら一日で一周できると思うが、観光を兼ねるなら2日はほしいところだ。
到着した有川は、上五島を南北に分けると大体真ん中に位置する。
なので、まずは北に向かうか南に向かうかを決めておくと良い。
どちらに行っても楽しいアップダウンが待っている笑
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・北ルート
まずは北ルートから紹介しよう。
北ルートは県道32号線の一本道になっている。
有川から北端の津和崎灯台までは、往復60㎞強と程よい距離だが、獲得標高は1,000m強になるので油断はならない。
とはいえ安心してほしい。
ルート上には教会が点在しているおり、休憩がてらの観光にはちょうど良い。
ルート上の代表的な教会を紹介していこう。
前半にあるカトリック青砂ヶ浦教会は、レンガ造りが美しい教会だ。
歴史は分からなくとも、その造りを見るだけでも価値があるだろう。
教会の中に入ることもできるが、撮影はNGなので注意したい。(これはどこも同じだ)
後半にあるカトリック米山教会も、比較的新しい教会ながらモダンで美しい。
空が晴れていれば、青い空と白い外観のコントラストは一見の価値があるだろう。
この他にもコース上には教会が点在している。
教会の所在はターミナルにある観光案内所で地図をもらえるので、それを参考にすると良い。
ちなみにコースの途中にはコンビニなどはないので、浦桑までに補給を済ませておこう。
自販機は所々にあるので、水分補給は心配いらない。
北ルートは基本的にアップダウンの連続になっている。
往復すると脚に応えるので、サイクリング気分でゆっくりと進むことをお勧めする。
マイペースで走る分には、景色も良く海風も気持ち良い。
30㎞強を走り切ると、津和崎灯台が現れる。
道から階段を登る必要があるので、自転車は担いで運ぶか駐車場の端に立てかけておこう。(ここで盗む人はいないだろう)
灯台からは、隣の野崎島や小値賀島を望むことができる。
帰りは行きに通り過ぎてしまったり、新しく見つけた教会に寄ってみるのも面白い。
お墓にもキリスト教徒の文化を見ることができ、興味深い。
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・南ルート
次は南ルートだ。
スタート地点は同様に有川からとしよう。
補給ポイントは少ないので、できればスタート前に補給しておきたい。
水分補給については、こちらのルートも自販機が点在している。
南ルートの見所の一つは、カトリック中ノ浦教会だ。
スタートから20㎞程進んだところにあり、海とのコントラストが美しく、教会自体もかわいらしい。
もうひとつはカトリック桐教会だ。
こちらは国道を外れた入り江に、海を見下ろすようにひっそりと建っている。
建物自体は比較的新しいが、教会から望む海は非常に美しく、その透明度は五島でもトップクラスだ。
夏なら飛び込んで泳ぎたくなるだろう。
また教会ではないが、若松島に渡る若松大橋も見ごたえのある素敵な橋だ。
少しルートを外れて寄ってみるのも良いだろう。
折り返しは奈良尾港となる。
奈良尾港ターミナルには食事処もあるので、補給ポイントとして活用しよう。
ちなみに北ルートと比べると、有川から奈良尾港まではアップダウンが少ない。
往路だけでいえば、景色も良く初心者にもお勧めのルートと言える。
しかし帰りは島の東岸を走るルートとなり、何度もアップダウンを繰り返すきつめのルートなので、覚悟しておこう。
東岸ルートには道沿いに、これといったビューポイントがないのも精神的にはつらいところだ。
美味しいご飯が待っていると思って頑張ろう笑
・上五島のグルメ
ここまで食事の話はうどんしかしてこなかったが、五島に来たら是非海鮮物を食べてほしい。
何を食べても美味しいが、お酒を飲むならハコフグの味噌焼きが最高だ!(しかし運が良くないと食べられないメニューだ
!)
お薦めで食べるのも良いだろう。
とにかく何を食べてもはずれはないので、食べてみてほしい。
肉成分が足りないなら、五島牛もお薦めだ。
少し高いが、ジューシーで肉の甘味をしっかりと感じることができる。
・宿について
自転車で島を巡る拠点として必要な宿についてだが、最近は上五島でもゲストハウスが増えてきている。
有川にも近く、一泊当たり3000円から4000円程度なので、一人旅にも便利だ。
今回の旅で宿泊したGOTOBASEは食事処も併設しているので、知り合った人たちとそのまま飲み会もできる楽しい宿であった。
(写真を取り忘れるという致命的ミス!!)
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・あとがき
この記事を読んで上五島に興味が出たら、是非出かけてみてほしい。
また、今回の記事では紹介できなかったスポットやルートもたくさんある。
自分だけのサイクリングルートを見つけて、上五島を満喫してほしい。
飛行機でのアクセスや宿の手配などを考えれば、福江島は比較的観光に適している。
一方の上五島はそれらが揃っていない(不十分)ことに加え、島が縦に長く福江島と比較して山がちであるため、不便な島と言える。
しかしこれが逆に自転車にとっては楽しい環境を作り出しているのである。
また島のいたるところに、隠れキリシタンの歴史を持つ教会が点在しており、自転車での観光にはうってつけなのである。
これらの理由から私は「自転車で五島に行くなら上五島!」をお勧めしているわけである。
まずはアクセスについてだが、上五島は空港が利用されていないため、フェリー又は高速船を利用して往来する事になるが、自転車を持っていく場合はフェリー利用のみだ。
別途料金はかかるが、フェリーへはそのまま自転車を持ち込める。(追加は800円ほどだ)
今回は佐世保からのフェリーで渡ってみた。
佐世保は昔から軍港なので、自衛隊や米軍の艦舶を見ることができる。
到着すると、フェリー乗り場には大きな鯨が出迎えてくれる。
ここは名物の五島うどんで補給と行こう。
製麺所がやっているお店で、地獄炊きうどんが名物だ。
また適当な定食屋に入って「とりあえずご飯」という場合でも、汁物代わりにうどんはついてくることが多い。
ちなみに、走るだけなら一日で一周できると思うが、観光を兼ねるなら2日はほしいところだ。
なので、まずは北に向かうか南に向かうかを決めておくと良い。
どちらに行っても楽しいアップダウンが待っている笑
北ルートは県道32号線の一本道になっている。
有川から北端の津和崎灯台までは、往復60㎞強と程よい距離だが、獲得標高は1,000m強になるので油断はならない。
ルート上には教会が点在しているおり、休憩がてらの観光にはちょうど良い。
ルート上の代表的な教会を紹介していこう。
歴史は分からなくとも、その造りを見るだけでも価値があるだろう。
空が晴れていれば、青い空と白い外観のコントラストは一見の価値があるだろう。
教会の所在はターミナルにある観光案内所で地図をもらえるので、それを参考にすると良い。
ちなみにコースの途中にはコンビニなどはないので、浦桑までに補給を済ませておこう。
自販機は所々にあるので、水分補給は心配いらない。
往復すると脚に応えるので、サイクリング気分でゆっくりと進むことをお勧めする。
道から階段を登る必要があるので、自転車は担いで運ぶか駐車場の端に立てかけておこう。(ここで盗む人はいないだろう)
スタート地点は同様に有川からとしよう。
補給ポイントは少ないので、できればスタート前に補給しておきたい。
水分補給については、こちらのルートも自販機が点在している。
スタートから20㎞程進んだところにあり、海とのコントラストが美しく、教会自体もかわいらしい。
こちらは国道を外れた入り江に、海を見下ろすようにひっそりと建っている。
夏なら飛び込んで泳ぎたくなるだろう。
少しルートを外れて寄ってみるのも良いだろう。
奈良尾港ターミナルには食事処もあるので、補給ポイントとして活用しよう。
美味しいご飯が待っていると思って頑張ろう笑
!)
とにかく何を食べてもはずれはないので、食べてみてほしい。
少し高いが、ジューシーで肉の甘味をしっかりと感じることができる。
有川にも近く、一泊当たり3000円から4000円程度なので、一人旅にも便利だ。
今回の旅で宿泊したGOTOBASEは食事処も併設しているので、知り合った人たちとそのまま飲み会もできる楽しい宿であった。
(写真を取り忘れるという致命的ミス!!)
また、今回の記事では紹介できなかったスポットやルートもたくさんある。
自分だけのサイクリングルートを見つけて、上五島を満喫してほしい。