今回紹介するのは、長野県の美ヶ原高原に繋がるビーナスラインの武石側からのヒルクライムルートについてだ。
ビーナスラインというと、どうしても茅野市側からの高原ルートを指すことが多く、今回紹介する美ヶ原から先のルートはマイナーなヒルクライムスポットと言えるかもしれない。
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・峠スペック
坂バカ度:★★★★★★☆☆☆☆
景観: ★★★☆☆☆☆☆☆☆
路面状況:★★★★★★☆☆☆☆
距離
13.1km
最大標高差
875m
平均斜度
全体:6.7%
上り:7.6%
下り:4%
獲得標高
上り:884m
下り:14m
・補給ポイントについて
スタート地点は、武石観光センターからとする。
ゴールに設定している美ヶ原高原の最高標高地点までは、13.1㎞となる。
・ラストコンビニ
コース上にはコンビニは存在していないので、観光センターで補給は済ませておきたい。
・ラスト自販機
自販機については、頂上付近にある道の駅美ヶ原に存在しているものの、ほとんど頂上と言えるポイントだ。
それ以外には存在していないので、やはり武石観光センターで済ませておきたい。
・実走レビュー
スタートすると、すぐに登りが始まる。
最初の1㎞強は平均9%の勾配となるが、実際には勾配変化があるため、10%を超えるポイントも現れる。
最初の区間を過ぎると、ここからは4㎞強に渡って平均7%弱の勾配が続く。
この区間も勾配変化はそれなりにあり、短いながら勾配がきつくなるポイントが存在している。
勾配のきついポイントはそれほど長い距離はないので、ダンシングを織り交ぜつつ乗り切るようにすると省エネで走る事ができるだろう。
またこの4㎞区間の内、後半の2㎞区間(3㎞地点を過ぎた辺りから)は勾配がきつくなり、平均で8%を超えることになる。
この区間は、勾配変化は大きくないものの、体感的には9~10%前後の勾配が続く様な登りだ。
5㎞地点を過ぎた辺りで勾配が緩くなると、ここからは6.5㎞地点までの1.5㎞程の区間で平均勾配は6%程度まで下がる。
その後勾配は再度8%強となり、これが9㎞地点過ぎまで続くことになる。
この区間は両側を樹木に覆われており、直接日が当たることはないので、比較的涼しく登ることができる。
ただし景色が変わり映えせず、後半に差し掛かった状況からタレやすいポイントと言えるかもしれない。
9㎞地点を過ぎた辺りで勾配が一気に緩み、ここからは1㎞程アップダウン区間が続く。
終盤の登りに備えてしっかりと脚を回復させておきたい。
10k地点過ぎからは、最後の登りとなる。
距離は2㎞強で、8%弱の九十九折れ区間となっており、やはりコーナーの内側では10%を超える勾配となっている。
この区間は道の駅の先まで続くので、タイムを狙う場合には景色が開けてきても脚を緩めることの無いように注意しよう。
道の駅の先からは勾配が緩くなるので、こうなればゴール間では残り600mだ。
最後のスプリント区間と思って踏み込もう。
・頂上施設について
頂上にはビーナスラインを示す看板があるのみだ。
休憩する場合には、道の駅を利用すると良いだろう。
・路面状況について
道幅はほぼ全線2車線となっているが、所々でひび割れが見られる。
全体としてはそこまで気になるものではないが、落車の可能性もあるので注意が必要だ。
また交通量もそれなりにあるので、対向車や後続車にも注意したい。